我が家の庭の風景　part.111「蜂と暮らす」

強い風が吹く庭に、蜂はいない。
蜂たちはどこに隠れているのだろうか。
蜜蜂のために小松菜の花を残している。
決して、庭の片付けが追いつかないからではない。

どこかでは雪が降ったらしい。
天気予報では時々雨。
もしかしたら少し雨が降ったのかもしれない。
建物の中にいたら、天気の移り変わりは時間単位でもよく把握できない。
日が差した間に庭作業に出た。
風がびゅうびゅうと音を立てて近くの竹林を揺らしていた。

強風にも負けない春庭の花たち

前日に雨が降ったおかげだろうか。
庭のパンジーやビオラの花つきが良くなっていた。草丈が低い花を見ても、風の強さは実感できない。

白い水仙だろうか。花の名前がわからない。
推薦ぐらいの草丈になると風に吹かれていた。けれども、ちっとも折れそうでも倒れそうでもない。近所の竹林の竹の方がよほど折れそうに見えた。けれども、竹はよくしなる。よほどの風でも折れはしないだろう。

昨年植えた月桂樹はどうだろうか。
細くて折れそうだ。
見てみると後から種まきしたボリジがいい感じに風避けの役目を果たしている。

月桂樹よりも伸びてしまい、抜こうか迷っていた。見栄えは悪いが、他の株よりいち早く花芽をつけ、そのボリジの花を3月に砂糖漬けにした。植物も一番目に育ったものは、愛着が湧くものだ。

案外月桂樹と相性も悪くないのかと思いそのままにしている。あまり蜂は来ないようだ。蜂は小松菜の花、その次にパンジー、ビオラを好んでいる。