我が家の庭の風景part.125 「一番青い」
紫色の花が好きだと思っていた。しかし、紫色にはあまりにバリエーションがある。赤紫と青紫なら私は青紫の色の方が好きだ。しかし、私は果たして青紫と青の区別がついているのだろうか。
見出し画像のキキョウの色は青紫の認識であっているだろうか。なんだか、青色にも見える。私はキキョウよりリンドウが好きだ。しかし、リンドウはほとんど花弁が開かない。キキョウはいつか根っこを煎じて飲みたいと、別に入用でもないのに買ってしまうのだ。
便利だからで買ってしまいがちなのが、パンジーやビオラだ。今年は種からパンジーを育てることに成功したので、来年からは苗で買わないようにしたい。パンジーは寒さ暑さに強く、カラーバリエーションが豊富だ。
つまり、いちがいに紫といってもそのグラデーションは多種多様だ。
今年の春すみれを知り合いの家から引っこ抜いてきて、庭に植えた。来年また生えてこないかと期待している。ニョイスミレの色は果たして何色だろうか。私は紫だと思っている。一般的に表現されるすみれ色は青紫色の認識で合っているだろうか。
ルリジサ(ボリジ)は咲き初めの花弁が桃色だった。実際には桃色の花弁を見つけることは珍しかったが、そういう風に言われている。赤が混じるのだから、青紫の認識で合っているだろうか。赤紫には見えない。しかし、青と言い切られたら、青色のような気もする。
ミックスシードをまいて春と初夏に咲き誇った矢車草かクロタネソウのカラーバリエーションは豊富だった。一つの袋にいろんな色の花の種が入っていることに感動した。来年もまた買いたい。矢車草もパンジーと同じく紫や青にも色の種類が細かくある。
なすびの花の色は赤紫だろうか。そうだとしてもきれいでかわいいと子供の頃から思っている。雨上がりの雫が滴る姿が特に可憐だ。天に向かって花が反り返り、しべが下を向いているのがつつましいと感じる。
ミヤマオダマキとは今年出会った。土地が合えば毎年咲いてくれるらしい。株が増えて来年も咲いてくれることを期待している。ただ、青紫の色は好きだが、花弁や葉の形が特殊で私好みではない。群れ咲くと違うかもしれないが、つつましいというより悪目立ちな気もする。
私の理想の花の色は青紫。青に近い濃い青紫だと思う。しかし、私は青紫と青い花の区別がつかない。つゆ草は青とわかる程度だ。つまり、私は青紫より青が好きな可能性がある。この世でもっとも美しい青紫の花と青の花があったら、私はもしかしたら青い花を選ぶかもしれない。
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