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我が家の庭の風景 part.105「枯れない花」

夏に寒菊の苗を買い、年末に咲いて仏壇に供えた。
そのことはnoteにも書いた。

真っ白な小菊で可愛らしかった。
この寒菊が根性があって、いまだに枯れない。

水替えを怠ったせいか、葉は黄色い。

一緒に供えた千両も枯れない。
黄色がかった赤い実がまだ艶々している。
寒菊は蕾が綺麗に咲いて、花が今一番綺麗なくらいだ。
もう切り花にしてから二か月近く経っている。
南天はさすがに枯れて、これが猫たちが仏壇に侵入する原因になっていたようだから、撤去できてむしろ良かった。似ている千両に興味がないようだ。
しかし、念のため、仏壇の扉は閉めている。

花瓶の水替えは何回やっただろうか。
おそらく片手で足りる。
不精で先祖不幸な末裔である。
祟られそうだ。

子どもの頃は親ももっと頻繁に仏花を買ってきて供えていた。私もごはんやお水など替えていた。
しかし、菊が二か月ももつことはなかったように思う。
寒菊だからだろうか。
庭で育てて新鮮だったから良かったのか。
同じ水で育てたから水道水が馴染むのだろうか。
田舎だから井戸水だ。というより、熊本は井戸水が多い。
熊本市のキャッチフレーズには「蛇口をひねればミネラルウォーター」というのがある。
そのミネラルウォーターをよそながらに、我が家にはウォーターサーバーを置いてある。
白川の水で同じ熊本だが、何か違うのだ。

人間より花の方が水の味がわかるのだろうか。寒菊はこれが通常なのか。
二か月以上花がもつのか、興味が湧いてきたからもっと花瓶の水替えを頻繁にやりたい。
それが先祖供養にもなる。

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