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ニュースポーツから広がるスポーツの可能性

そもそもニュースポーツとは

皆さんは、ニュースポーツというものを知っていますでしょうか。

ニュースポーツとは

子供から高齢者までを対象に「だれもが、いつでも、どこでも、いつまでも、気軽に自由に楽しめる」スポーツ

だとされています。

自分自身、あまり大学院に進学するまではニュースポーツというものをしらなかったのですが、大学院に進学してからはいくつかのニュースポーツを体験したりするだけではなく、今年の4月より非常勤先の大学にてニュースポーツの実技の授業を担当させていただくなかで、ニュースポーツから広がるスポーツの可能性が今後より拡大していくのではないか。

と個人的に感じているので、今回このようなnoteを書き進めさせていただいています。

繰り返しにはなりますが、ニュースポーツは

「だれもが、いつでも、どこでも、いつまでも、気軽に自由に楽しめる」スポーツ

という部分がかなり重要で、身体能力や年齢などにそこまで左右されず、ある意味フェアにスポーツというものを楽しめるといったような種目が多いように感じています。

小さい子供たちから高齢者の方々まで幅広く実施できる。また、共にスポーツを楽しむことができるスポーツなのではないかと感じています。

医療の発達により、平均寿命が延びている現在においてスポーツの価値というもの事態を高めていくためには、ニュースポーツのようなスポーツというものが普及していく必要性もあるのではないかと個人的には感じています。

ニュースポーツから広がるスポーツの可能性

自分のように大学はスポーツ科学部に進学し、現在もスポーツ科学の修士号を取得するために大学院に進学している人間は「スポーツ」と聞くとかなりポジティブなイメージを持つことが多いと思いますが、「スポーツ」と聞くとあまりポジティブなことを考えることができない。という人も同じくらいいるのではないかと思います。(このあたりは、小中学生の学校体育の課題ともいわれているのでまた別の機会に勉強できればなと思っております。)

自分自身が専門としているハンドボール競技で2024年よりプロリーグに移行していくということですが、まだまだ観戦者数という指標で見た際に、プロリーグとして運営していけるとは到底いえないレベルであるということも事実なのではないかということを個人的に感じてしまいます。

かといってハンドボールという競技を一度もやったことがない。見たことがない。という人をいきなりお金を払って観戦に来てもらうようにする。というのはかなりハードルが高いのではないかと思います。
(実際に競技をしているけど見に行ったことがない。という人も結構な数いるのではないか。とも感じます。)

このあたりに関しては、僕自身が考えるよりもより経験のある方などが中心となり、様々な計画が立てられ実行されていくのだとは思いますが、僕個人としては、ハンドボールからハンドボールを普及していくのではなく、ハンドボールを知る前段階においてニュースポーツを活用する。というのが非常に効果的なのではないか。と感じています。

ハンドボールは、「走」「投」「跳」といったように様々な動きが複合されているので、とても面白い競技ではありますが、初心者が始めるには中々にハードルが高い競技の1つでもあるように感じます。

しかし、バルシューレなどを始めとしたニュースポーツ形式のものからスポーツを開始していくことで、幼稚園・小学生年代のこどもたちは、今後の競技選択の一助に、また高齢者の方には運動習慣などの一助になる形でスポーツが貢献できる一面でもあるように感じています。

タスポニー

最近実施したニュースポーツで最もハンドボールにも何かしらで応用できるのではないか。と感じたタスポニーを紹介させていただきます。

タスポニーとはは

TA(愛知県熱田市のた)
SPON(スポンジ)
Y(YMCAのY)

といったような名前の由来があり、写真のボールはハンドボールの男子用ボール(3号球)程度の大きさで名前の由来にもあるようにスポンジでできています。
このスポンジボールを用いて、ネットの低いバドミントンコートで手を用いて卓球のような形で競技を行います。

このスポンジボールはスポンジであるからこそ、本気で投げるとすごく曲がってしまったり思ったような場所にいきませんが、スポンジであるが故にしっかりと握ることができ、卓球を想定している競技のために回転などの影響を加味してかすごく回転によって変化します。

実際のハンドボールで用いることは難しいかもしれませんが、フォームの確認や、おー選手権などのような練習で、このような形式のボールを活用することは非常に効果的なのではないかと感じました。

まとめ

ニュースポーツは、「だれもが、いつでも、どこでも、いつまでも、気軽に自由に楽しめる」スポーツであり、その種目単体でもかなり面白いですが、似ている競技などが多いということも魅力の1つだと思います。

また、身体能力などはそこまで必要としない分、緻密な戦略や戦術によって状況を一気に打開するといったようなスポーツの醍醐味であるような部分も体験することができます。

プロスポーツなどといったトップレベルのスポーツに焦点があてられることが多いとは思いますが、このようなスポーツにも目を向けてみることでよりスポーツの可能性・スポーツの輪というものを広げ、スポーツの価値というものも向上させることができるのではないかと改めて感じました。

自分自身も、様々なスポーツなどにも目を向けながらその中で自身の競技を見ることができるように色々と学び体験していけるようにしたいと思います!


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