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”自分を経営する”プロへ

僕は改めて人は
幼少期に価値観が形成
されるんだなと身をもって
感じています。

僕は中学時代、
JFAアカデミー熊本宇城に
所属しました。

JFAアカデミーとは
日本サッカー協会の
下部組織のようなものです。

フィロソフィーは
今でも覚えています。

「常にどんな時でも
ポジティブな態度で
何事にも臨み、自信に
満ち溢れた立ち居振る舞い
のできる人間を育成する」

アカデミー フィロソフィー

あくまで育てる人材は
社会で活躍できる
人材です。

「サッカーだけじゃなくて
全てにおいて一番を目指せ」

「俺はお前らに100人の
成功した人の話より、
100人の失敗した人の
話をしたい」

「夢は痛くてつらくて
逃げ出したくなるもの。
だからこそ成し遂げた時
大きな喜びを感じる。」

こんな名言のような
言葉は日常茶飯事。

そのほかにも
情熱大陸の放送を
プロジェクターで写して
みんなで見て、

有名アスリートの
考え方や取り組みを
学んだり、

ミス一つあると
サッカーをやらせて
もらえなくて
ミーティングを
1時間やったり、、、

サッカーと寮生活を
繰り返す毎日。

人として大切なことを
徹底的に教わりました。

アカデミー熊本宇城

アカデミーに所属した
選手は痛いほど
覚えていると思います。

サッカーを教えること
だけが長けている
わけではなく

人としても本当に
尊敬できるスタッフが
揃っていたと思います。

だからこそ、
僕も忠実に

サッカー以外の
ことも全力で
取り組んでいました。

学校のテストの
順位はほとんど
10番以内。最高3位。

1番になれるように
誰よりも
勉強していました。

3年時には学校の
副会長を務めました。
(その時の彼女に
お願いされたのも
理由の一つ笑)

サッカーにおいても
朝5時から走ったり、
下校はダッシュで帰って
練習の準備をしたり、

何もかも必死に
やってました。

(そのせいで
オーバートレーニング
症候群になったけど。。。)

そして高校。

静岡の高校に進学し、
清水エスパルスユースに
所属しました。

最初の頃はレベルの
違いに圧倒され、
大きな挫折を経験。

それでも熊本から静岡と
遠くへチャレンジ
させてくれた親に

こんな姿は
見せたくないと思い、

がむしゃらに
やってました。

エスパルスユースは
居残りで自主練とかは
バスの関係上できないので、

バスを途中で降りて
走って帰ったり、

朝5時に起きて
近くの公園で
自主練していました。

高校時代も
勉強は怠らず、

最初は微妙でしたが、
10番代をとるまでには
なりました。

一緒に寮生活
していた人は
わかると思うけど

おかしいほど
勉強していました。

いつも早く
起きてるので

同部屋の人は
アラームがほんと
うるさかったと
思います笑

テスト前は
バスの中でも
勉強していました。

勉強のしすぎで監督に
「勉強しにきたなら帰れ」
とまで言われた
こともあります笑

僕の人生は
こんな感じです。

頑張ったことだけ
書きましたが笑

そして僕は
大学3年の冬から
就活を始めました。

その就活の中で自分を
振り返って思ったこと。
それは結局、

「自分らしいプロサッカー選手になりたい」

こう思いました。

今まではプロサッカー
選手ってスーパースター
のような感覚で
目指していました。

だけど、就活を通して
違うなとも感じました。

ビジネスとは
何か価値を見出した
時の対価として
お金をもらうこと。

それはサッカー選手
も同じです。

自分という身体が
資本であり、価値を
見出せる。

Jリーグの新人研修で
このような話を村井
チェアマンはするそうです。

「あなたたちは
個人事業主だ」と。

Jリーグ 新人研修

プロサッカー選手とは
もちろんサッカー
のプレーでお金を
もらう職業です。

だけど、今までの
自分の人生を振り返ると
それだけじゃ物足りない。

今まで関わってくれた
親、友達、コーチ、監督、
仲間など

自分という人間を
つくってくれた人たちに
恩返しができる選手に
なりたいと思いました。

もちろん、反対する
人もいると思います。

「そんな甘い世界じゃない。」

「両立してる暇が
あれば練習しろ。」

これに対してどうこう
いうつもりはありません。
正論だと思います。

しかし、これらの
言葉に屈して自分の
可能性を狭めたくない
とも思います。

現にYoutuberを
やっている選手も
いますし、

”デュアルキャリア”
という選択肢は
増えています。

難しいからこそ
挑戦する楽しさがある。

甘くない世界
だからこそ大きな
達成感を味わえる。

プロサッカー選手の
価値の見出し方にも
多様性があっていいはず。

そう思って僕は
これからも行動
していきます。

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