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ゲームアートと最後の一言

今回8月美術手帖の一番初めに取り上げられていた谷口あきひこさんの作品紹介・インタビューを読んでいて思った事があったのでここに書いてみたいと思います。


私は今まで知らなかったのですが、「ゲーム」と「アート」の間に「ゲームアート」なる存在があり、そこの一人者?が、谷口さんなのだそう。作風もアートとゲーム性をミックスした感じで、作品説明をふむふむ、と読んでいました。


一連の流れは理解できたし、名言的な発言についても、素直になるほどなぁ…てな感じで読んでたんですよね。


みんなそれぞれ専門的にやってきた事ってあると思うんですが、やっぱり長期間その事について触れ・考えているので、視点が面白かったりします。めんどくさい事にしっかり読まないとわからなかったりするけど。


んで、終盤
最近の作風について言及していて、話の流れで「子どもができた事は考え方の変化に関係ありますか?」とインタビュアーさんに問われました。


流れ的に考え方にめっちゃ子ども関係してたんですよ。だからこそインタビュアーの方もそこ深堀りしてみた、みたいな感じだったのに



「そういう平凡な理由じゃ面白くないでしょ(笑)」

ーなるほど。


でインタビューが締められてたんですよ。

ん?この最後の会話の違和感なに?謙遜?って感じでもないよね??で?そこで終わるの??最後のまとめの言葉とかなし??


てか子どもができて意識変わる事って平凡で面白くない事なの?

平凡‥ここと言うすぐれた点もなく、並なこと。


子どもができるのはここという優れた点もなく並な事なのだろうか???子供いるかいないかで(良し悪しに関わらず)人生結構変わるよ??



「え、そんな最後の一言引っかかる??」と思われる方もいらっしゃるかもですが、、、出生率下がってるし、LGBTの話とかよく出てくるようになった昨今、誰でもポンポン産めるもんではないよね…????


子供がいるのが普通・平凡って、いつの時代の感覚なんだろう??お年は30代前半のようですが‥




そもそも、平凡とは何ぞや…おもしろさとは何ぞや…それを深く考えるのがアートなのでは…?


と、ハテナが飛び交いまくりました。

私の中で、この谷口さんという方は、「平凡」というものの箱を開けて荷下ろししてない人 という認識になりました。最後の最後で惜しいよね。

子育て参加とかしてるのかな‥やっぱり平凡な事だからしてないのかな‥





あと、ポケモンとあつ森はもうアートの域じゃないかな。ポケモンデザインチームとかのインタビューが読んでみたかった。個人的に思い入れのあるポケモンとか。苦労したポケモンとか。てか美術館とコラボしてなんかしてほしいんだけどな。ピクサー展みたいな感じで。


‥と、希望は尽きないのですが、まだまだ読んでいない部分が多いので、とりあえず雑誌をガシガシ読み進めていきたいと思います。。なんか辛口?評論ぶるつもりないんですけど、、気になりすぎて書いてしまいました



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