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日記 20240824SAT

午前中、父のお供をしてホームセンターへ。家庭菜園のための肥料を買う。やはり多くの人が「そろそろ」と思う時期なのか、同じ袋をカートに積み込む人が多かった。

昼食は、お土産でいただいた岩手の冷麺。胡瓜、薄焼き卵、チャーシューをそれぞれ細切りにして、具合よく残った紅生姜もトッピング。とても美味しかった。もう1パックあるので、次はちょっと具を変えてみようかな。楽しみ。

14時を過ぎたころ、激しい雷雨。雷が近い。大きな音を立てて雨が降る。
夕方には止んで青空が広がったのだけれど、また夜になって雷鳴とどろき、再びの土砂降り。
ゴロゴロぴかぴか、2時間ほど続く。

23時ごろ、休んでいた父が起き出して来た。時間はまちまちだが毎晩のことで、一緒に紅茶を飲む習慣になっている。お茶の支度を始めると、「これ、最初のゴジラじゃないのか?」と声がかかった。

ゴジラ?何の話?

ゴジラを観ていた記憶がない。英国のロードレースの映画を観ていたはずだった。が、テレビ画面に目をやると白黒の邦画が流れている。どうやら観ていた映画は終わって、別の映画が自動的に始まったらしい。そして父によれば、それは「ゴジラ」であるらしい。

「ゴジラは10歳の時に観に行ったんだ」と、生姜パウダーをいれた紅茶をすすりながら、懐かしそうに、楽しそうに観ている。珍しい。
昔、町内に小さな映画館があったという話は聞いている。町の名前に「座」の付いた、芝居もかかるような小劇場。そこで観たの?と聞くと、そうだと言う。

筋をよく覚えていて、ここで顔を出すんじゃなかったかな?やっぱりそうだ、上陸してバリバリってなるんだ、ああ、銀座だ、と楽しげに話しながら観ている。珍しい。いつもなら紅茶を飲み終わるとまた寝室に引き取るのに、そうならない。ゴジラを観ている、嬉しげに。

当時の思い出が、ぽつぽつと語られる。今はもういない、懐かしい人たちとの昔話。これまでに聞いたことのない話も。
思いがけず楽しい、良い夜になった。

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