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#ゆりあメキシコの思い出(1)

今からずいぶん前の8月の後半、
私はメキシコのメキシコシティに到着しました。

「ほんの10メートルを歩くだけでも頭がクラクラする。」
それが渡航初日の感想でした。
メキシコシティの標高は約2100m前後。それは高山病だったのです。

当時1週間ほど滞在していたホテルの部屋は、なんと11階でした。
おそらく2200mは超えていたと思います。

とはいえ、
青い空の下で撮った写真のホテルの居心地は最高で、
毎日お掃除の後のベットにキスチョコが置いてあったのを覚えています。

泊まっていたホテル

メキシコに留学した理由は、単純に滞在期間が一番長かったからです。

大学の留学プログラムで自費8か月。
日本とメキシコの政府協力の下で行われている
「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」に
合格できたら1年。

全力で後者を勝ち取りました。

感謝しても足りませんが、たくさんの方が協力してくださいました。
ありがとうございます。

トントン拍子に留学に向けて物事が進んだので
メキシコに導かれているなと感じ、
出発の時も不安はありませんでした。
政府後援であるということも大きかったと思います。

そして、難題は自分で住む家を見つけることでした。
日本語が理解できて、
過去に日本留学を経験しているメキシコ人の助けもあり
バタバタと1週間のうちに家を決めました。

とはいえ単純に行かないのが海外生活です。

といかく決めなきゃと選んだ部屋が半地下で、
日差しが一切入ってきませんでした。
お風呂も外で、電話も部屋の中にいると繋がりません。

あるあるかとは思いますが、
安易に決めるとこういうことが起こると学んだのです。

この派遣留学で決められていた語学学校の方に相談すると、
学校からそばの部屋をその日のうちに紹介してくれました。
焦りながら探したあの1週間は何だったのかというほどのスピードでした。

紹介していただいたお部屋

何年も前のことなので
現在は物価が上がっているかもしれませんが、
当時1か月約3300メキシコペソ(約18000円)程でした。
光熱費や家具家電、インターネット込みです。
日本は高いなぁとしみじみ思います。

女子学生のシェアルームですが日本人の私にも
ルームメイトはとてもやさしい方たちでした。
メキシコ人、ペルー人、ボリビア人。。
全員スペイン語を母語とする方々だったので
必死にスペイン語で伝える力を鍛えることができました。

そうしてメキシコでの生活が始まっていったのです。




2023年11月7日、12日、13日 #ゆりあメキシコの思い出

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