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将棋大会のスタッフやってました

猛烈な暑さもすっかり遠のき、すっかり秋めいてきました。
そう秋、秋は将棋の季節。
ということでこの秋はお寺を会場にした将棋大会が立て続けに開催されてました。
んで、それにスタッフとして参加してたってわけです。
その大会っていうのは北陸ジュニア竜王戦女子アマ王位戦
今週の日記はスタッフのわたくし目線からの両大会のご紹介になります。


北陸ジュニア竜王戦

まずは9月18日に開催された北陸ジュニア竜王戦からご紹介。
公式Twitterはこちらから。

昨年に引き続き金沢駅前の東別院を会場に開かれた今大会。
第二回大会となる今回からは寺王戦との合併によって各種サービスがパワーアップ。
今回はそのパワーアップ模様を中心にご紹介していきたいと思います。

こちらは第二回寺王戦の覇者の鈴木和空さん

縁日とコラボでパワーアップ

東別院の門前商店街の金澤表参道の縁日企画とコラボしました。
将棋会場を出たらすぐそこに屋台がずらりってイメージですね。

こどもの頃ってお祭りと屋台が大好きだったんですよね。
にぎやかで非日常感があって、その空間にいるだけでワクワクしたもんです。
将棋大会ってお子さんが参加するとなると親御さんも参加するじゃないですか。
大会日ってほとんど休日なので兄弟姉妹や家族も揃っての参加も結構あると思うんです。
そうなると将棋も指せない人も楽しめるような催しがあると素敵なんじゃないかと思うわけですよ。
ってわけで、せっかくのお寺での開催にかこつけて縁日屋台とのコラボってお話になるのですわ。

幼稚園ともコラボ

加えてお寺の敷地内にある幼稚園ともコラボしました。
こちらはキッズスペース&託児サービス。

保育士さんと遊ぶちびっこ

縁日コラボのところでもちょっと触れたんですけど、将棋大会って家族連れの参加が結構多いと思うんですよ。
すると小さい弟や妹を抱える保護者さんってめちゃめちゃ大変だな、って。
さらにもっと考えると、弟や妹がいるから将棋大会に参加できない、ってケースもありうるんじゃないかと思っちゃいまして。
そこでキッズスペース&託児サービスの導入ですわ。
お寺に併設の幼稚園がその会場だから、広々としてキッズスペースには最適。
もちろんご飯を食べてもらってもOK。
さらに資格を持った保育士さんが2名常駐ということで一時預かりもOK。
お兄ちゃんが頑張ってるからちょっと預かってもらって応援に、って使い方もできるってわけです。
後で利用者さんたちにお話を伺ったら、まさにそのような使い方をしてくれてたみたいですごく嬉しかったです。
きっと来年もこのサービスは継続されると思う。

笑顔も素敵な保育士さんはキッズに大人気でした


今年もやるよ観戦記

去年に引き続き昇竜位の決勝戦のTwitter観戦記を担当しました。
去年の観戦記はこちらから。

この観戦記を書くってのが大変なんだけど、すごく楽しくてね〜。
対局者の息遣いや、ちょっとした仕草や、ふとした瞬間に見せる横顔を間近で見られるのは役得の極み。

めっちゃ近距離で観戦してました
感想戦で取材中
取材メモはこんな感じ

北陸ジュニア竜王戦の公式Twitterにアップ予定ですのでお楽しみに。

もちろんメインの将棋周りもパワーアップ

メインコンテンツは公式Twitterや主催の読売新聞さんの特集記事でも扱われるから、さらっとのご紹介。

将棋キッズにプロのタイトル戦なみの環境をってことで決勝戦用の盤駒はプロのタイトル戦で使われた逸品。
前日に搬入やセッテイング作業したけど、高級品すぎるので怖くて近寄るの嫌だった。

開会式での記念撮影の様子。
参加者が昨年より明らかに増えてます。

指導対局に谷川17世名人が。
子供達はもちろんだけど大人たちも大喜びでした。

二連覇を果たした萩原和希君。
和装がハマっててめちゃめちゃかっこよかった。

Live動画もあるよ

ちなみにわたくしは動画レポーターもしてました。
記事で扱った催しや指導対局の様子、会場の案内もしてます。
その様子は下記のリンクからご覧いただけます。


女子アマ王位戦 北陸・中部大会

続いては9月23日に開催された女子アマ王位戦
こちらも昨年に引き続きスタッフとして参加してました。
当日の私のお仕事はキッズスペースと大盤解説の聞き手。
まずはキッズスペース奮闘記から。


こどもと遊んで大忙し

こどもってのはなぜあんなに体力があるのでしょうか。
保育士さんと2人でお世話してたんですけど、わたしゃあっという間にガス欠になりました。
それに比べてプロの保育士さんすごい。
ちゃんと相手しながらも流すところは流してて、経験値の差を如実に感じましたね。
中でも子供との距離感の詰め方の上手さには感動したなぁ。
ちょっとはにかみ屋さんの女の子がいたんよ。
多分人見知りしてたんじゃないかなぁ。
でもその子も気がついたらいつの間にかきゃっきゃ言いながら一緒にお絵描きしてたもん。

こちらも好評だったので来年もやると思います。

というかちょっと話は変わるんですけど、将棋大会って緊張感があるのよ。
決勝戦とかになるとピリッとした空気が漂ってて物音を立てるのはNGなのね。
となると小さいお子さんはやっぱ相性悪い。
ってなるとヤンチャな弟妹がいると応援にも行けないし、もっというと大会自体の参加も躊躇することってあると思うのです。
ましてやママさん自身が大会に参加しようとなるとハードルはめっちゃ高いと思う。
この女子アマ王位戦ではそこにフォーカスしてこのキッズスペースを開催してるらしいです。
将棋を指さない兄弟がいても心配しなくていいよ、もちろんママさんも参加していいんだよ、ってメッセージを形にしてるとのこと。
この理念ってお寺の理念とも通底するところがあるような気がするので、継続して応援&協力していきたいと思ってます。

ちょっとした合間に会場を案内しました。こういう所から将棋に興味持ってくれることもあると思う。

スポンサーさんとお話した

この北陸・中部大会のために大会スポンサーのレオスの社員さんが来場されてました。
プロの将棋タイトルの叡王戦の特別協賛もなさっている大企業さんです。
なんでも地方のお寺で開催するのが面白そうらしくて「ぜひ現地で見たい」って話でした。

お話伺うと、なぜ金融業界の大企業が将棋のスポンサーになるのかが、ちょっとわかった気がしました。
なんでも投資の世界ってのは結局は人が大切で、その人の生き様や繋がりのダイナミズムが大きな流れになってお金を生み出していくらしいです。
それを物語って言葉で表現されてました。
物語のある会社や業界は成長するらしいです。
んで、将棋にはその物語の可能性をビンビンに感じるそうです。
さらに言うと今回の、石川県という一地方で、女性にフォーカスした将棋大会を、お寺で開催する、っていうところにも物語性を感じられたそうです。

めっちゃ参考になったし今後の諸々の企画立案に大きな示唆をいただいた気がするんよ。
他業界の人と話するの、めちゃんこ楽しい。

ロケットと宇宙の話で盛り上がった
ぬいぐるみでおどけるスタッフさん

大盤解説の聞き手やりました

こっちはこっちで精神的に疲れる大盤解説の聞き手。
その様子は下記のリンクから。

この聞き手役ってのは何が疲れるかっていうと、メインの解説者の邪魔にならないように気配りすること。
わたしゃおしゃべり坊主なので、放っておいたら一生喋り続けるんですよね。
なのでそこんとこのバランスがとっても難しい。

とは言え一介のアマチュアにとってプロの先生の解説を間近で聞けるってのは最高のご褒美。
というか単に聞くだけじゃなくて気になる所を生で質問したりできるので役得の極み、すごく楽しい。
まぁ、はしゃぎすぎないように自制するのが大変だったって話です。

和菓子コーナーで石川満喫


今年の女子アマ王位戦は地元石川県ならではのおもてなしってことで、和菓子をふんだんに準備しての女子会コーナーが設けられてました。

地元人なら誰でも知ってるお菓子がずらり
お菓子を味見するLPSAの中倉さん

お寺×和菓子×女性ってことで相性の良さそうな企画だなぁと思いながら見てました。
実際好評のようで、みなさん歓談しながらペロリと。
プロの指導を受けながら和やかにお茶ってのは可能性を感じる風景でした。
長い人で5時間近くは楽しんでおられたんじゃないかなぁ。
将棋大会に初めて参加って方もおいでたし。
そんな方々が長時間将棋に触れながら楽しめるコンテンツってなかなかないと思うんよね。

スタッフたちも楽しそう

次回日程のお知らせ

将棋大会に向けて日々の将棋も楽しんで。
次回の寺将会は9月29日の金曜日の17時〜20時の日程で開催予定です。