2024年8月2日の寺将会日記
今週も先週に引き続いて、お通夜が入って席主の私が途中不在でした。
寺将会を初めて7年近くになるけど、2週続けてお通夜で不在ってのは初めてな気がします。
こればっかりはお坊さんの宿命で予定を立てる事ができません。
とは言え長年やってる甲斐もあってか、私が不在でも大きな混乱もなく会が運営できるようになってるみたいです。
先週も今週も大きなトラブルはありませんでした。
TOPの画像はお通夜から帰ってきた直後に私が撮影した本堂の様子です。
ちょうど締めのじゃんけん大会の直前ってこともあって、みんなリラックスした雰囲気。
かく言う私もリラックスしてるみんなの様子を見てリラックスできました。
やっぱ会の責任者としては途中で席を外すのって不安なんです。
不在期間中にトラブルがないかとソワソワしちゃいます。
それだけに何にもトラブルがないのがわかるとほっと安心してのリラックスなんですわ。
新規のお客様と久しぶりのお客様がご来場
夏休みになると時間の余裕ができますわな。
となると新しいことを始めたり、時間がなくてできてなかったことを再開したくなりますわな。
と言うことで今週ははじめましてのお客さんとお久しぶりのお客さんがご来場。
シンプルに嬉しい。
そして、それだけに途中不在が申し訳ない。
実は7月くらいからちょこちょこと新規のお客さんが増えてきてるのよね。
学童保育で将棋を覚えて、そこから寺将会に遊びに来ました、ってケースが結構多い。
と言うことは、将棋普及の最前線は実は学童保育にあるんじゃないかと思ったりしました。
将棋って、初期費用も安いし、性別も年齢も関係なく遊べるし、シンプルで公平なルールだし、頑張れば頑張った分だけ上達するし、勝負の結果がはっきりと出て分かりやすいし、などなどで保育の現場に向いてると思うんよね。
学童保育で将棋を覚える
その教室では敵なしになる
道場やぶり感覚で将棋教室に遊びに行く
強い相手と対局して将棋の奥深さを知る
もっと将棋が好きになる
う〜ん、理想的すぎる。
寺将会も少しでもこのサイクルに貢献したいと思ってますので、学童保育で将棋を覚えたらお気軽に寺将会においでやす。
角換わり腰掛け銀の丸山新手を学び直した
寺将会日記では初心者にフォーカスを当てた記事が多いですけど、わたくし、こう見えて、それなりに将棋を指せます。
後手番で84歩と突く将棋をかれこれ20年近く続けてますので、矢倉、角換わり、相掛かりは一通り指せます、多分。
下の画像は角換わりの将棋ですね。
対戦相手は20代前半の大学生さん。
令和の角換わりの基本である81飛62金に組み上げて来られました。
構想に少し誤算があったのか、先手番を活かしての攻めが上手く決まらず、後手の私に手厚く立ち回られる将棋になりました。
で、感想戦で出たのが
「丸山新手からの攻め知ってる?」って話題ですわ。
意外と令和になって将棋を覚えた人って知らないんですよね、丸山新手を。
それって角換わりの魅力を満喫できてないってことなので、久しぶりに丸山新手を一緒に学び直しましたよ、羽生の頭脳の7巻を引っ張り出して。
やっぱね、木村定跡から升田定跡を経ての丸山新手って美しすぎるんよね。
と言うか角換わりの攻めって丸山新手の流れからの派生がめちゃめちゃ多いから、令和っ子も一度は勉強しといた方がいいと思う。
3筋の歩が切れてるか切れてないかで局面がガラリと変わる所とか面白すぎると思うんですわ。
多分2024年でもある程度は通用するんじゃないかなぁ、アマ初段くらいなら81飛62金の最新系覚えるよりも効果的な気がするんよ。
わたくし、こういう知識を持ってて、対局後に即座に「今の将棋は攻めの構想がいまいちだったから丸山新手を勉強してみよう」って指導ができるくらいには将棋指せるのです。
そして上の文章を強い人が見ると
「丸山新手の理解がいまいちだなぁ」とか
「81飛62金型の理解が足りてないなぁ」とか
「そもそも令和の角換わりでは升田定跡の攻めの展開にならないよ」みたいな感じで私の指導のアラも透けて見えてると思うのです。
そうです、その程度には将棋が指せないのです。
要は自己紹介がしたかったんですわ。
「わたしゃこの位の強さですよ〜」ってのをお伝えしたかった次第です。
お見知りおきくだせぇ。
今週の写真館
次回日程のご案内
次回は夏休みイベント休みとお盆休みを挟んで23日の17時〜20時の日程で開催予定です。
9日と16日はお休みですのでご注意ください。