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【News! AIRS-Lab #078】マオリ族とChatGPT、ライブ講義の休講(4/17)など

皆様こんにちは、我妻です。
相変わらずAIアートを楽しんでいます。

こちらの画像、ChatGPTとMidjourneyを使って生成しました。
生成AIにより誰でも手軽にこのようなアートが楽しめるようになったのですが、画像を学習データに使われた一部のアーティストからの反感を買っているようです。
今後、みんながAIと共存できて幸せになれる道がみつかればいいのですが。

今回は、明日4/17(月)のライブ講義が休講であること、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。


【ライブ講義の休講】

明日4/17(月)、21時からの講義はお休みになりますのでご注意ください。
次の講義については、近いうちにTwitterの方でお知らせします。


【今週のAIトピック】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az https://twitter.com/yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。

ニュージーランドのマオリ族、AIのためのデータ収奪を警戒しているようです。

民族単位でAIを警戒するのは珍しいのでは。
「データはわれわれの土地であり、天然資源のようなものだ」とのことです。
確かに、生成AIが跋扈しマオリ族本来のものと異なるデータが氾濫したら、マオリ族のイメージが歪められる可能性もあるかと。
ただ、個人的に思うのは、マオリ族の本来の姿を伝えるのもまたAIの役目なのでは、ということ。
既に賽は投げられてしまったので、昔に固執するより上手にAIと共存する道を見つける方が望ましいのでは...

人気ギャグ漫画「トマトイプーのリコピン」、今回はストーリーを全てChatGPTに作ってもらったようです。

内容は...
とびっきりシュールで、AIと人間のやり取りが笑いを誘います。
やはり、AIがボケを担当して人間がツッコミを担当するというのが黄金パターンのようです。
それにしても...「ガチしょんぼり沈殿丸」って久々に聞きました。

ChatGPTによるPythonプログラミングのレッスン。

プロンプト次第で、ChatGPTは優秀なプログラミング講師になるようです。
今後、何かのスキルを習得したいと思ったらプロンプトを使いAIを講師に仕立てるのがいいのでは。
もちろん間違った情報を教えてしまう、いわゆるハルシネーションの問題があるので、受講側には講師の教えを鵜呑みにしない姿勢が求められるかと。
ただ、それは人間の講師も同様で、先生の言ったことを鵜呑みにしたいというのは今後の教育に求められる重要な要素なのでは。
情報源がAIか人間かに関わらず、情報を取捨選別できる知性がますます求められる世界になってきており、それを育む良質な知識や体験の提供が教育の課題になるのかと考えています。

OpenAIのサム・アルトマンCEOによると、日本のChatGPTユーザーは100万人超とのこと。

体感では5割ぐらい使ってそうに感じていましたが、実際は1%程度なんですね。
それでも、これまで類を見ない爆発的な普及のようです。
ChatGPT、家庭教師あるいはメンターが一人一人に常駐するようなものなので、国民の知性を向上させるのでは。
仮説を立て、試行錯誤を重ね、疑い、工夫することで知的探究心がかなり刺激されそうです。
今後、LLMの普及率が国家の知的レベルの一種の指標になるのでは。

ただ、こちらの動画では、「1 million users every day using ChatGPT」と言ってますね。

100万というのは総登録者数ではなく、一日当たりのChatGPTを使う人数のようです。
この辺り、誤解の無い伝え方が必要かと。

GPT-4を使った「AIひろゆき」、13日の午後6時にYouTube配信が始まるようです。

3月に行われた配信で得られた知見を元に、AIがアップデートされたとのこと。
過去の配信動画を観ましたが、表情や仕草が完全に声とシンクロしており、口調も完全にひろゆきなのでぱっと見本物の区別がつきません。
答えが模範的すぎて毒が無いので、話の内容でAIだと分かりますが...
最新の配信、楽しみですが個人や組織の名前を出さずにどこまで面白い話ができるのでしょうか。
ひょっとしたら、本物のひろゆきとの違いは「きれいなひろゆき」である点だけになるかも...

ChatGPTで制御された25人のキャラクターを、一つの街で生活させる実験がスタンフォード大学などで行われました。

各キャラクターの初期設定は、自然言語で記述されるとのこと。
キャラクター同士が出会い自然言語で会話することで、様々な社会活動が創発するようです。
街中に情報が共有され、キャラクター同士がイベントを開催する様子が観察されるとのこと。
「社会」を与えることで、AIモデルはより人間らしく活動するようです。
このようなバーチャル人格が、リアルな人間社会に解き放たれたら社会はどのように変わっていくのでしょうか。

ChatGPTが前提となるプロンプト次第で、差別発言や暴言を吐くようになる問題。

確かに、アドルフ・ヒトラーのペルソナを設定すれば、AIは忠実にヒトラーの考えを真似るようになるかと。
この記事では設定するペルソナを出身地別に分類しており、特に北ヨーロッパ、南アメリカの人物が、有害度の高いペルソナになる傾向が高いようです。
これはAIモデルの問題ではなく、有害発言をした人間の問題かと思いますが、AIの使い方によっては暴言をばらまく結果になっってしまう危険性は認識すべきかと。
AIモデル自体が倫理を備えるのがベストかと思いますが、そのような「人工倫理」は構築可能なのでしょうか?
真の倫理を備えるためには、AI自体が「痛み」を知る必要があるかと思いますが、そのためにはAIが感情を備える必要があるのでは。

ChatGPTなどのLLMは、デジタル後進国日本にリープ・フロッグをもたらすのでしょうか?

リープ・フロッグとは、インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術の歩みを飛び越えて一気に広まることを意味します。
固定電話が普及していない国で、携帯電話が一気に広まったのがいい例です。
現在、日本国内の様々な企業がChatGPTを一斉に社内に導入しているとのこと。
Microsoftの製品と組み合わせることで、セキュリティの問題も回避できるようです。
日本の「遅れ」は強みに変換されるのでしょうか。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。

ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】 Section3 -Udemyコースを一部無料公開-


【AI関連動画】

AI関連の情報を動画で配信しています。
苦手な「数学」を克服するためには? #質問箱【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #018】:

AIに「真の知能」は宿るのか?【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #019】:


【書籍】

Udemyの講座がきっかけになって執筆した著書「PyTorchで作る!深層学習モデル・AI アプリ開発入門」が好評を得ています。

今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。
ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。

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