四季の短歌。

森の静寂に風がさし、生命が歌い出したらそれは春だ。

お湯を沸かして紅茶を淹れ、冷めるのを待ったならそれが夏だ。

夕方が伸びはじめ、山が茜色のコートを羽織れば秋になる。

紅茶を飲み、この詩を読み終えた時に感じた寂しさが冬だ。

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