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子どもにとって大切なローカル経済

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今日は、子どもにとっての故郷について考えてみたいと思います。あなたにとって故郷はありますか?目を閉じると、懐かしい学校の校舎が浮かびますか?耳を澄ますと、お友達の笑い声が聞こえますか。大人になった今、その光景や体験って宝物ですよね。

例えば僕の子どもの頃は、家の近くに用水路が流れていたり、雑木林がありました。そこを友達と走ったり、冒険したりしていたんですね。そんなことをしながら、木漏れ日を楽しんだり、水や土や木の香りを楽しんでいたわけです。その記憶は大人になった今でも、僕を支えてくれています。

大人になって社会で生きていると、時には「大変だな」と思うことがあると思います。でも、心の中に子どもの頃に体験した穏やかな記憶があれば、その記憶は必ずあなたを支えてくれますね。「あの頃は良かったなあ」なんて思いながら、元気をもらって頑張ろうと思うわけです。

子どもたちは、今の子どもである時期がどれほど貴重なものなのか理解できません。大人の中にもまだまだ、子ども時期も大人の時期も同じもの、という認識の方もいます。でも、はっきりと言いますが、子どもの時期ほど、人の人生に影響を及ぼす時期はありません。

人の人生の中で最も影響が強い時期は、やはり子どもの時期なのです。子どもの頃の1日と、大人になった後の1日では、質が全く違います。

ですから、子どもたちには、色々なローカルな景色を見せてあげてください。そしてできれば、その景色の中に親の笑顔があれば最高です。その光景は、子どもの心を一生支えてくれます。嘘ではありません。本当です。

子どもの心さえ健全であれば、だいじょうぶ。
まあ、なんとかなりますよ。

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