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子どもに身につけさせたいストレス解消法

こんにちは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。

差し入れをしてくださったリスナーの方、どうもありがとうございます。海外にはチップという習慣がありますが、日本にはチップという習慣がないのに差し入れをしてくれるなんて。感謝しています。

さて今日は、子どもに身につけさせたいストレス解消法、というテーマで診察室をのぞいてみたいと思います。

先日こんなコメントをいただいたんですね。

「相談です。私は今 中学3年生です。かれこれ4年前からずっと過食をしています。正確に言うと過食の対象はご飯ではなくお菓子だけに限定しています。私の学校は中高一貫なので受験のストレスはないのですが、なぜかストレスがたまると、どうしても過食してしまいます。正直、過食をしないと満たされない感覚です。自分のやってることは麻薬と同じだと思うので、やめなければいけないと思うのですが、できません。どうしたら過食を治すことができますか?1回、家族に相談してみたのですが、ただの食べ過ぎだと言われました……」

コメントをくれたリスナーの方、どうもありがとうございます。

このリスナーの方の質問にあなただったらどう答えますか?

別の質問をしてみましょう。あなたはストレスを感じた時、どうやってそのストレスを解消していますか?誰かに抱えているストレスの内容を話して解消しますか?あるいは、別にストレスの課題自体は話さないけれど、気の合う人とたわいもない話をしてストレスを解消しますか?

人によってストレスを解消する方法は様々ですよね。会話をするよりも、おやつを食べて解消するという人もいるでしょう。好きな映画でも観てストレスを解消するという人もいるかもしれません。

色々なストレス解消法があると思います。でも、子どもが成長する過程で欠かせないストレス解消法があります。それを子どもが身に付けていないと、子どもが困ります。子どもが困れば、親も困ります。

しかも、それは子どもが身につけようとして身につけられるものではありません。親がその方法を促してあげる、というのが健全な考え方です。次の診察室をのぞいていただきながら、そのことを考えてもらいたいと思います。

だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。

診察室の様子は以下のVoicyで聴いてみてください。


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