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違いを恥ずかしく思う人と違いを喜ぶ人

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。

今日は、違いを恥ずかしく思う人と違いを喜ぶ人、というテーマで短くお話ししたいと思います。

あなたは、自分らしさは何だと思いますか?外見で自分らしさを表現する人もいれば、トークで自分らしさを出す人もいます。

社会に出ると、その人らしさがどれだけ大切かが身にしみてわかります。あなたにしか表現できないこと、それをあなたが知っていることで、あなたは人生を存分に楽しむことができるようになる。

そして、そんなあなたらしさは変幻自在です。

もしもあなたが日本人である場合、日本でのあなたらしさと、海外でのあなたらしさに対する評価はおそらく違うでしょう。

日本人が周りにたくさんいる環境では、集団の中の一人(one of them)かもしれません。でも、日本人があなたしかいない環境では唯一無二の存在(noly one)です。

そんな風にあなたらしさは、場所の影響も受けるし、時代の影響も受けます。つまり、あなたらしさは変幻自在ということです。

そんな風に違いが最強の武器であることを理解するには、ちょっと時間が必要です。早い時期にそのことに気づける人もいれば、いくら大人になっても気づけない人もいます。

でも、そのことに気づけないのも無理はありません。人はもともと違いを怖がります。集団で同じように行動して一緒にいることで、生存しやすくなることを学んできた人類です。仕方ありません。

みんなと同じようにおしゃべりができるのか。みんなと同じように走れるのか。みんなと同じように学習できるのか。そういった同じでいないといけない、という意識が強いものです。

でも、面白いことに、人が大きく成長するタイミングは、人と同じであることを意識している時よりも、人との違いに気づいた時あるいは気づこうとする時です。

つまり自分のアイデンティティを自覚あるいは見出そうとする時、人はものすごいスピードで成長します。

人と違って当たり前ですから、その子が人生を楽しめるように、その子らしさを認めてあげたいものです。

今日は、違いを恥ずかしく思う人と違いを喜ぶ人、というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。

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