タンポポ・ラン
日差しが強まり、いろいろな草木が芽吹き花開く時期になってきました。普段ランニングするときは空の色とか雲の様子とか、上の方を見て走ることが多いのですが、この季節は地面に目が引き寄せられます。
特に気になるのが、タンポポ。最近目にする機会が少なくなったニホンタンポポの群生地が、私の知っている中で一か所だけあります。春にそこに行くと、立ち止まってじっくりと観察します。まず、背がひょろっと高くないかを少し遠めから確認(ニホンタンポポの特徴のひとつはセイヨウタンポポに比べて背が低いことです)。そして、近づいて花びらの下の緑色の部分(「総包 そうほう」と呼ぶそうです)を見ます。ここが反り返らず上向きになっていれば、ニホンタンポポです。
今年もうれしいことに、しっかりニポンタンポポが咲いていました。最近気に入っているiPhoneの「ポートレートモード」でその様子を撮ってきました。
川沿いの土手では、ツクシがぴょこんと生えていました。ここのツクシは、私が気づいたときにはもう盛りを過ぎていたので、日を改めて摘みに来るにはもう遅そうです。
まだ肌寒い朝や夕方、春の兆しを探して走るのはこの時期の大きな楽しみです。
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