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#11 3月と声

声の魅力

2月に知り合った僕らの出会いも3月に差し掛かっていた。

まだ、2人でデートをしたことがなかったこともあり、必然的に話題はえちなことに集中しやすかった。

僕は元々生まれもった声が低音だったのだが、彼女は既に声に好感を持ってくれていた。

そして、かなりの甘々好きだった。
激しいのも好きだが、特にこの年の後半はいつも疲れていたからか甘々な彼女を見る機会が多かった。

声質や声色や話し方など僕に対する
彼女の褒め方はいつも心をくすぐる程に素敵だった。
この声の相性もあって彼女の得る快感のレベルは他の人では到達しない領域へと歩みを進めることになったと二人で納得していた。

鏡前の立ちバックも首輪もこの後には叶えることとなるのだが、今回は声にだけフォーカスしておきたい。

声だけで
イクことが出来るのはもちろん、潮も吹いた。
それも場所を問わずどこでもいつでも、数秒も要らなかった。潮は本人が恥ずかしがっていつも我慢していたが。

こんな都市伝説の様な脳と身体になった彼女の姿はこの3月から加速していったのだった。

そして、暖かくなり始めた頃、いよいよ僕らは待ち合わせ場所を都内へ移し始めるのだった。

第十二話へ続く

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