Self-Reflection 3要素[Harvard Business記事訳]
内省は、
成長に必要不可欠
→どんな要素から成り立っているのか
→→どのように実行するのが効果的か についての記事。
面白かったので、記録しておこう。
原文は上のリンクから。
自己成長と変革 内省の力を過小評価するな
by James R. Bailey and Scheherazade Rehman
March 04, 2022
1. どこでも通用する成長因子
共感、コミュニケーション、適応性、感情指数(EQ)、同情。
…というのはよく聞く話だけれど
2. 内省は、すべての基礎となる成長因子<導入>
忘れられがち。
利益の最大化のために、内省を習慣づける:
自身が学び、(バイアスや後悔なしで)振り返り、
自身の行いや成り行きをよく考える。
「今日感謝できることはなんだろう?
学んだことはなんだろう?
もっとうまくできたことはなんだろう?」などの質問は、
内省を手助けるには大雑把すぎる。
内省に必要とされる力:
・勇気
・自分に向き合い、何が起こったのか、何がうまくいったのか、何がうまくいかなかったのか、何ができるのか、何ができないのかを正直に考えること。
3.内省に役立つ3つのテーマ<メイン>
理解と実践のギャップを埋めるための提言。
1) 驚き(surprise)
2) しくじり (failure)
3) イライラ(frustration)
3-1. 驚き(surprise)
たくさんのことが僕たちを驚かせているが
僕らの予想から大きく外れた時(計画から脱線した時)、
僕らの心は揺れ動く。
思っていたことが拒絶されたり、
うまくいくと思っていたことが失敗に終わった時
「ショック」を受ける。
人間として、
僕らは次に何が起こるのか、
自身の経験から元に無邪気に仮説を立てている。
そんな根本的な真実が明らかになった。
認知の性質として、僕たちは論理を用いて
「描写して、説明して、予測して、コントロール」のために考えている。
ーある種の力のようなものを生活の中に投影するために
思い違いがあったとき、僕らは驚く
ーそして失敗して、判断に誤り、間違った仮定を立てる
それは内省する価値がある。
3-2. しくじり(Failure)
しくじりは内側でとどまらず、
行動が伴い、失敗として現れる。
僕たちはみんな失敗をする。
失敗は、僕たちが将来起こしてはならないことのエビデンスになる。
失敗は「間違いに溢れた学び」であり、
僕らに「ネガティブな例」を学ばせてくれる。
学習経験として、しくじりの価値が書かれることは多い。
なぜなら、それは臨時的なものだから。
立ち止まらず、そして内省せずに
何かを学ぶことなんて僕たちにはできない。
3-3. イライラ(frustration)
考え抜いた分析が批判にあうときに、イライラする。
[例]
・無断駐車
・飛行機の遅れ
・渋滞
・迎えが遅い
・商品開発に対する会社内部での遅れ
・不平等な予算案
・現場を理解しない組織
イライラを感じた時、
内省を通して、成長の機会にできる。
つまり、改善、変革、革新の機会になる。
(コミュニケーションや問題解決能力や忍耐といった
基礎的な力の発展にも)
大切なのは、
イライラの根源には、
目指すゴールや野心や努力の対象物があると理解していること。
目標は、価値観に反映する。
価値観は、コンパスのように僕らを導き、
生活や仕事において、より高い目的へ繋げてくれる。
ゴールが阻止された時、やりたいことができない時、
僕らはイライラを感じる。
だが、
イライラに立ち向かい、対処するための方法を見つけ、
前に進むことが、僕らの成長に結ばれる。
4.内省力を鍛えよう。3つの習慣。<アドバイス>
内省は
筋肉のように、鍛えるほどに、上手になるもの。
4-1. ジャーナルをつけよう
surprised, frustrated, or failに遭遇したら
すべてをできるだけ正確に記録しよう。
あなたの気持ちやあなたの考えも記しておこう。
・なぜそのような気持ちになったのだろう?
・何がその感情を引き起こしたのだろう?
・期待通りにいかなかったことは?
・思い通りにできなかったことは?
・失敗はあった?
答えを特定してみよう。
4-2. 毎週、内省の時間を作ろう
しっかりと時間を決め、
邪魔が入らないようにカレンダーにマークしておこう。
厳しくて、正直なものになるだろうが、
現実的な考えを持って挑もう。
欠点を調べることは、苦痛なことかもしれないが
何をよりよくできるのか、を知らなければ
よりよくすることはできない。
4-3. ジャーナルをただ読み返すだけはいけない
a)書き足そう。
回想して、状況に対して、今は違うように感じることはあるだろうか?
b)自分を追い詰めて。
・何が悪かった?
・最初の所感は正しかった?
・それとも、そのときは見えなかった何かによって覆された?
中立の観察者として、考えてみよう。
c)気楽に行こう。
内省(うまく、本当に済んだなら)
は、自身を傷つけるもの。
優秀さは、転んで、立ち上がって、埃を払って、
また転んで、成し遂げられることを
常に忘れないで。
つまづいたことを理解すれば
将来、転ぶ可能性はぐんと低くなる。
終わりに
内省は、絶え間ない自己認識、自己成長であり、
あなたの価値を認め、ポテンシャルを発揮するための
自己認識を与えるもの。
もっといろんな環境を知りたい!!