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パーソナルカラーセッション・レポート

先月、久しぶりにパーソナルカラーのセッションを行いました。
お客様は以前の仕事上の知人女性で、私の退職以来ほぼ4年ぶりの再会。

今回のセッションは”予想外の発見”があり、お客様も私も新鮮な驚きと嬉しさがありました。お客様には喜んでいただき、判定する私もドレープを当てながら楽しい、そんな充実のひと時。

お客様のYさんは自己診断ツールの結果、自分では”ウィンター”と思っていたそうです。

一方、私のほうは、仕事で付き合いのあった数年前に何度かお会いしていた時の印象から、「この方はオータムかな?」と思っていました。また、仕事上の付き合いだったので、会う時はいつも仕事着だったとはいえ、「もっと彼女に似合うファッションスタイルがあるのでは?」という思いも当時から抱いていたので、それを今回のセッションで見つけてご提案できるといいな、という密かな期待もありました。

Yさんからパーソナルカラーの依頼をお受けしたのは、5月に実施したセッションのことを、ちらっとFacebookに投稿していたから。それをご欄になって「せっかくなら知り合いに見て欲しい」と、ご連絡をいただきました。さっそく日程調整したものの、私の同居家族のコロナウィルス感染でリスケしたり、実施までに3か月も掛かってしまいました。でもその間もずっと楽しみに待っていてくださったのも、ありがたかったです。

そして8月の猛暑の真っただ中、ようやく実現。

当日、4年ぶりに再会したYさんは、印象があまりに変わっていて驚きました。セミロングのパーマヘアだったのが、ストレートに変わっていましたが、それだけでなくて表情が穏やかになり、お肌に透明感が増した感じ。その瞬間に「あれ? オータムと思っていたけど違うかも?」という思いがよぎりました。

4年分の積もる話は置いておいて、貸会場の時間制限もあるので、さっそく本題の「パーソナルカラーとは?」の説明から、お待ちかねの判定セッションへ。

私が学んだメソッドもご多分に漏れず、フォーシーズンのドレープをお顔の下にあてて、顔映りの良い色から、その方のシーズンを判定します。プラス、シーズンに付随するファッションスタイルもご提案するのが、特徴でもあります。

黄色、ピンク、緑、赤、青…と次々にドレープをあてて行きましたが、Yさんは圧倒的に”サマー”がお似合い。「夏、ですね~」と言いながら。内心オータムを予想していた私は意外な結果にびっくり。ウィンターと信じていたご本人もびっくりした様子。

一番似合った、お顔映りが良かったカラーは”シャーベットイエロー”、それもご本人には新鮮な発見だったようです…「黄色はほとんど着たことがない!」と。でもその色のドレープをあてると、お肌の透明感が増し、目元もすっきりくっきり、内面の凛とした強さが引き立てられて、本当にお似合いでした。とにかく、このシャーベットイエローは当日の大発見、私の一押しカラーとなりました(それは、後日お送りしたカスタマイズ版ファッション提案にもしっかり念押ししておきました)。

ちなみに、黄色自体に”凛とした”というカラーメッセージがあるわけではありません。あくまで、ある特定の色(一色とは限りませんが)がその方の個性を最も引き立てるということで、そこがパーソナルカラーの面白さでもあるなって、この時の体験で私も学びました。イエローが持つ代表的なカラーメッセージは”コミュニケーション”です。

カラー判定の後は、サマーカラーやスタイルを集めたファッションクリッピングをご欄に入れながら、お似合いになるスタイルやこれから試していただきたい色のご提案をしました。その時間も楽しんでいただけたと思います。私自身も、目の前でお客様の反応を見ながら一緒に楽しめるのが本当に嬉しいです。

これまでに私がサマーの判定をさせていただいた方々は、確かにどの人もサマー。でも、それぞれタイプが違う、一番お勧めの色も異なれば、似合うファッションスタイルも違います。だからこそ、サマーの良さや特徴を活かしつつ、その方の素敵さをより引き出す色の選び方、色遣い、ファッションスタイルを提案できれば、そこがパーソナルカラーセッションを提供する醍醐味だと思えます。

この日、会った瞬間のYさんの印象が以前と全然違う!と感じた理由は、会えないでいた間に彼女がご結婚されていたから。幸せで充実している生活が、そのまま表情や纏う空気に現れているようで、その発見もまた嬉しいものでした。

それにしてもこの夏の猛暑は、昨年の比ではなかったですよね!? 実は、この日、私は夏バテ真っ盛りで、朝から相当疲れていました。それでも、ずっと楽しみにしていただいているアポイントをまた変更していただくわけにもいかなし、と、気持ちを奮い立たせて、炎天下にキャリーバッグを引いて出掛けました。そう、説明用資料のファイル、ファッションクリッピングのファイル、判定用ドレープ、鏡、会場の照明が足りない場合に備えてのライトとか、必要な道具一式を詰め込むと、小型のキャリーバッグがいっぱいになります…。

でもこの日のセッションが本当に楽しくて充実していて、Yさんが楽しんで喜んで帰って行かれる姿をお見送りした後は、なんと朝より元気になっていました! 「ああ、本当にこれが好きなんだな!」って実感。

また次回のセッションを楽しみに、感度に磨きをかけたいと思います!





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