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AIを使う側の仕事?!

2月初旬から始めた短期派遣の仕事も今月末の契約終了間近。

契約の際に、「翻訳の仕事もあります」とは聞いてなかった気がするのですが、始まってみたら、ある日突然「この翻訳お願いします」とごく普通に英文の添付ファイルがポンと送られてきました。

内容は超マニアックな、日本語で読んでも私には意味不明な専門分野の資料。到底、自力では翻訳(解読すら)無理な代物。でも、今は本当に便利な恵まれた時代で、自動翻訳がすごいスピードで進化中。数年前に社内翻訳の仕事をしていた時にはGoogle翻訳を使っていましたが、当時はまだ「自動翻訳=あてにならない」というのが一般的共通認識だったように思います。が、最近私が愛用しているAI翻訳、しかも無料WEB公開版、でも充分有能と私には思えます。

で、それを今回の仕事でも愛用していますが、「なるほど!」と感心しちゃうくらいの訳を出してきます…。時には、「なんでここがこの訳?」っていうようなものもありますが、比率にしたら一割以下かな?

なので、今や「翻訳やってます」といっても私のレベルでは、それはつまり自動翻訳ソフトを駆使して、自分はその出来栄えを確認して、多少、人間の文章らしく手を入れる、程度のもの。ポジティブに言うなら、監訳?(笑)。

若い時から翻訳の仕事に憧れていたのに、そこまで力を伸ばす前に、到達しないうちにコンピューターに越されてしまったのか…と残念な気持ちもしないでもない…。

一方で、思い出したのは最後の職場で人材開発を担当していて社員の人達に繰り返し伝えていたこと。
「これからはAIに入れ替わる仕事が増えるから、AIを使う側の仕事をすることが仕事を続ける秘訣です。」
だから、そういうスキル・能力を身に着けてキャリアの延命を図りましょう、と。残念ながら、真に受けてくださった方はあまりいなかったですが。叫ぶ自分が一番、それを感じていたのでした。

それを思うと、AI翻訳を使って、自分の力量ではできない質と量の翻訳をやってのけられるとしたら、それは”AIを使いこなす側の仕事”になるのかな? なんて!

AI翻訳は、私が使ってきた限りではけっこうな出来栄えですが、やっぱり、原文と照らして正しいかどうかの判断は、任せられた担当者として、最低限必要です。そこに、人間として手を加え仕事の価値を発揮する、というか。

文学の翻訳とか、AIでは対処できない分野もまだまだあると思いますが、ビジネスにおいては、AIは十分ありなツールになってきているとこの一か月で痛感しています。

でも、だからって、便利&有能なツールがあるからもう勉強しなくていいや、ということでもないので、そういうツールを使いこなせる人材であれるために、これからも英語もそのほかのことも研鑽を続けようと思います。

※イラストはワダシノブさんからお借りしました。AIに顔があったらこんな感じ?! ありがとうございました。

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