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数字に苦手意識を持つ女性フリーランスの皆さんへ 数字が苦手だと成功しない理由

フリーランスや個人事業主としての活動は、自分自身がビジネスの全てを担うことを意味します。
 
その中で、数字は避けては通れない要素です。売り上げ、経費、税金など、これらの数字は業務の進行や計画の根拠となります。
 
しかし、数字に対して苦手意識を持っていると、ビジネス上での多くのデメリットが考えられます。

残念ながら、多くの女性フリーランスの方々からは、数字が苦手なんです、という声が上がります。
 
しかしながら、そのままでは、持続的な経営そのものが困難になって行きます。今回はそのデメリットについて詳しく考察していきます。

1. 収益予測の誤り

フリーランスや個人事業主は、収入の変動が激しいことが多いので、数字への理解が不十分な場合、未来の収益予測が不正確になり、安定した経済状態を維持するのが困難になるかもしれません。
 
なぜなら事業ともなると、家計管理と違い、自分が想像していた以上に支出がでるケースが多いからです。

例えば、交通費やランチ代やお茶代、交流会代金からsns集客をするのならシステム使用料まで。
 
これらの細かい支出は全て把握し、毎月詳しい数字を出すことで、経営そのものの安定化を図る努力が必要です。

2. 投資判断の誤り

新しい機材の購入や広告費の投資など、適切な判断を下すためには、コストと収益のバランスをしっかりと計算する必要があります。数字に自信がないと、不必要な投資をしてしまうリスクが高まります。
 
数字に弱いと、戦略のない機材投資、広告の投資を行うケースは多々聞きます。
 
例えば新しい機材に500万円、ホームページに200万円投資など。
 
これらが本当に費用対効果がある投資なのか、判断を誤らないためにも日々の数字の管理が必要です。

3. クライアントとの契約交渉の不利

正確な数字の理解がないと、クライアントとの契約時に自分の価値を適切に伝えることが難しくなります。
 
あなたは自分の事業に値段をつけるとしたらいくらですか?理論的に的確に説明は可能でしょうか?
 
もしできないのなら、適切な報酬を受け取れない可能性が考えられます。なぜなら、クライアント様が納得できないからです。

納得できないものにお金は払われません。

自分が良いと思っていることに的確な説明と数字の提案があってこそ、売り上げが安定して行きます。

4. キャッシュフローの不安定

収入と支出のバランスを適切に把握することは、フリーランスや個人事業主の安定した経済状態を保つために不可欠です。
 
数字に苦手意識があると、キャッシュフローの管理が難しくなる恐れがあります。
 
理由は、上記で述べたような、不要な経費、不要な投資を生み出すからです。負のループです。

例えば、月25万円費用として使い、売上は23万円なら赤字です。実際にこのようなMLMのフリーランスの方がいました。
 
収支と支出のバランス、費用対効果は常日頃から考えていく努力が必要です。

5. プロジェクトの価格設定の困難

適切なプロジェクトの価格を設定するためには、その作業にかかる時間、必要なリソース、期待されるリターンなど、多くの数字を考慮する必要があります。
 
そもそも、自分の価値を理論的に説明できていなければ、他の人との協業が発生するプロジェクトにおいて、自分の価値を示すことはできないでしょうし、
 
周囲の人の価値を理解したり、価値の提案はできないでしょう。なぜなら、自分を数字で表現することができないからです。
 
つまり、数字が苦手な女性ほど、協業にも向きませんし、協業したとしても、自分の取り分は少なくなる、という事態に陥ります。

まとめ

フリーランスや個人事業主として成功を収めるためには、数字への理解とその適切な活用が必須です。数字に対する苦手意識を克服し、ビジネスの各側面で正確な判断を下すことで、安定した業務運営が可能となります。
 
今一度、自分の経営収支を見直し、3年後、5年後の見通しが建てることのできる経営計画を立てて行きましょう。


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