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84:ジレンマ

お絵描き教室をやめることにした。

▲過去に日記で触れてたやつ。
土曜10:00-13:00の月に2回だけのクラス。でも鬱が出てきてからは朝がしんどくて月1回しか行けないことが増えた。冬に入ってからは全然行けていない。間が空くほど気まずさもあり、さらに足が遠のく。

確か規約では放っておけば自然に除名になるんだけど、教室にスケッチブックを置いたままにしてきてしまった。決して上手なものではないけれど自分の絵には愛着がある。捨てられたくはない。でも取りに行った時来てない分も月謝は払えとか言われちゃったらどうしよう。いい先生なのにどんな顔して会えばいんだろう。そうやってぐるぐる悩んでいるうちに3ヶ月が経過。体調を崩していたって言えばそんな突っ込まれる事もないやろ!と重い腰を上げて月曜日、やっと画材屋さんにいった(絵画教室の受付は画材屋さん)。

画材屋さんにはオーナーとよく見かける店員さんがいた(関係ないけどこのお店はいつもビートルズが流れている)。じつは体調不良で全然来れてなくてもう辞めようと思うと正直に伝えると、2人ともそれ以上追及してくることはなく普通に心配してくれた。しかも先生がわたしはもう来ないだろうと察していたようで、画材屋さんにもそれを伝えていたので既に除名されかかっていたらしい。当然行ってない分の月謝も請求されず、店員さんはいつも教室を開いている部屋までついて来てくれて一緒にスケッチブックを探してくれた(無事見つかった)。
うーん、疑心暗鬼になりすぎたかしら。
この日は教室はやっていなかったので先生に会うことはできなかったが(それを狙ったんだけど)、よろしくお伝えくださいと言づてて店を後にした。

こうしてわたしのクリエイティブ空間はまた一つ減ってしまった。クリエイトしたい気持ちはあるはずなんだけどなぁ。まぁ他にしたいことが今はあるよって話なんだけどなぁ。体調のこともあるしなんでもかんでもいっぺんにできないから仕方ないよなぁ。でもなんだかまたクローズしちゃったよなぁというこの感覚。

アートとか運動とか、なんでもそうだけど継続が肝なんだろなと人生通じて最近やっと腹落ちしてきている。一般論としてはよく言われることだけど、自分の身に染みてきたのは最近な気がする。技術的な意味合いだけじゃなくて、人との繋がりや定期的な目標(イベントとか試合とか)があるからこそ楽しみも増すし、より深みのある作品をつくったりパフォーマンスを発揮できるのだろうな、と。ひいてはより深みのある人生になるのかもしれないぞ、と。一人で職人的にコツコツやっていく方が向いている人もいるけど、わたしの場合はむしろ何事も動機が『人』になりがちな性格なので(しかもネットより中身の人間が好き)集団に属するのを辞めるのは継続するにあたってきっとマイナスだ。

わかっちゃいるが、、、

『人』が好きだけど『人』に会うのは疲れちゃうねんなぁ。好きだけど同時に嫌いなのかな。好きすぎて好きがゆえに嫌い、みたいなやつかな。乙女か。

ジレンマだなぁ。

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