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「第六話」NYC ルームシェアでう◯こをする勇気 (駄作)

私は20歳の時に東京の江古田で一人暮らしをした事があるが、基本的に長年実家暮らしだ。ましてや渡米するまでルームシェアなどしたことがない。そもそも私は集団生活が苦手だ。理由は色々あるが、思う存分うんこが出来ないというのが一つ。重要なことなのでもう一度言う。思う存分うんこがしたい。

おさらいだが、Jackson Heightsの住居はトイレの外は廊下、そしてドアを挟んで、廊下と各住人の部屋がある。この住人の部屋の壁には木格子がついていて、廊下の音が良く聞こえてくる。つまり、トイレで少しでも大きな音を立てるものなら、各部屋の住人にその音が知れ渡ってしまうのである。

ニューヨーク初日の朝、日本から、いや太平洋上空を飛ぶ機内から持ち込んだ昨日のうんこをどう処理しようかと必死に考える。トイレと自分の部屋を何度か行き来し、大体の住居環境はつかめたのだが、いかんせんトイレの音をどう処理するのかは謎だった。とりあえず小便だけチョロチョロとしてみて、トイレを流し自分の部屋に戻る。自分の部屋からもトイレの水を流した音が良く聞こえる。オーマイゴッド。これなら自分のうんこ音もかなり響き渡るではないか。さてどうしようかと考えていたら、その時タイミングを見計らったように、隣の部屋から田中さんがトイレに入っていく音がした。さて、田中さん、どのようにお手本を見せてくれるのだろう。ゆうこ興味津々・・・(´・ω・`)

田中さんはタバコを吸う人ではないのに、うふん、うふん、と少し咳き込みながらトイレに向かった。その後快音がビィィーと響き渡った。結果は「人の目を気にするな」だった。なるほど、そういう考え方もあるのか。しかし田中さんは60代の男性だ。私は平成間近の昭和62年生まれ。価値観が違ってもいいじゃないか。

そうこうするうちに我慢の限界。漏れたらどうしようと変な汗が出てくる。ゆうこ絶体絶命のピンチ。Jackson Heightsの邸宅でニューヨーク移住最初のうんこをする決意をするゆうこ。便座に座るとほのかに温かい。田中さん、温めてくれてありがとう。

音を立てないコツは、速度を調整することである。早すぎると、一気にブツが駆け抜ける快音が響き渡ってしまう。しかしこれは至難の業である。ブツが大きければ大きいほど、持ちこたえる時間が長くなる。しかし焦ってはいけない。どんな手腕でも一瞬の甘い球がレフトスタンドに持っていかれることである。一本糞の8割が出たところで、最後の速度調整を試みる。9回まで無失点、完封間近のピッチャーが、2アウトから気の緩みで凡打とフォアボールを許し、ホームランでサヨナラだってあるのだ。多少の気の緩みも許されない。バスルームの扉の先には廊下、そしてカナコさんの部屋が一番近くにある。私のうんこ音が彼女の目覚まし時計になってはいけない。

カナコさんとの思い出といえばその位だった。前回の日記で前述したように、キッチンで包丁の背でよく肉を叩いたのを思い出す。しかし、廊下で出くわした時の彼女の発する「こんにちは」が、私とコミュニケーションを取りたくないオーラが出ていたので、ちゃんと話したこともない。彼女は今頃どうしているのだろう?

明日は無職の田中さんにお金を貸した事と彼との思い出について話をしたいと思う。書いているうちにあれこれ思い出して、どんどん長くなってしまって、予定しいたように書けない 笑 せっかくNYCに行ったのに、トムやマイケルが出てこなくてごめんな(๑´ڡ`๑) 来週からは外人も増えて楽しくなってくるぜ( ^ω^ )ニコニコ 気長に読んでくれると嬉しい。

【続く】

写真:連れ込む女もいないのに、こんなに大きなベッドだった。

【お知らせ】
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