【好奇心を刺激する!? チキンスープdeキッチンサイエンス!】

本日は料理と一緒についでにサイエンスを感じちゃおう!というキッチンサイエンスネタをご紹介します。(料理がそもそもサイエンスなんだけれども)


元ネタはマーシャンレシピ(マーシャン祥子さん考案レシピのこと)ですのでこちらから探していただいても

こちらでご紹介している「ヒーリングチキンスープ」。

「コンソメの素を使わなくても美味しいスープって作れるんだ!」

と感動すること間違いなし!なのでぜひ試していただきたい!

こちら丸鶏(日本では結構手に入りにくいと思うので手羽元や手羽先など骨つきの鶏肉を使ってください)をコトコト煮込んで作るスープで、コラーゲンたっぷり!コラーゲンはお肉の皮・骨・腱などに多く含まれているタンパク質です。

鶏肉のお出汁が溶け込んだ暖かいスープは栄養満点・ほっとする美味しさ!

こちらのスープ、冷めるとどうなるでしょうか??

何かできている・・!?

こんなぷるんぷるんのゼリー状態のものが出来ていると思います。
(黄~白の固めの固まりは脂です!)

これ、本当にゼリーの素になるもので正体はコラーゲンからできた「ゼラチン」です。

日本の居酒屋でお鍋を頼むと「コラーゲンボール」なるオプションがあったりしますが、▼(こういうの)

市販品の原料は豚足や牛スジ、カレイ、うなぎだったりするそうですが、作り方の原理は同じかなと思います。

チキンスープ以外でも牛すじ煮込みとか、骨つき肉を煮込んだ時や煮魚を作った時はこの「ぷるんぷるん」に出会えると思います。

日々料理をし慣れている人にとっては特に気にも留めないあたりまえな光景かもしれませんが、

子どもにとっては初めての出会いかも。

「普段子どもと一緒に料理をする時間がなかなか取れない!」

というご家庭も、チキンスープを作った翌日(たっぷりできます!)

「ゼリーができてるよ〜!ゼラチンっていうだよ」なんていう会話から、ゼラチンって何?ゼリーの素として売ってるやつ??ってどんどん好奇心が広がっていくかもしれません。
(「あっそ。」で終わる子もいるでしょう・・。その時はしつこくしないで、あっさりひきさがりましょう・・押し付け、ダメゼッタイ。)

スーパーで製菓コーナーに売っている粉の「ゼラチン」を見ると、中々原料の姿の想像ができないと思いますが、こういう風にできてるんだ!って知るきっかけになりますね。
※市販の製菓用ゼラチンは牛骨や牛皮、豚皮が原料で出来てるものが多いそう。

あまり日常でお目にかかることはないですが「煮こごり」はまさにこの現象そのもののお料理!

こちらはフグのにこごり

「ゼラチン」を使った(スープで作ったゼラチンじゃなく市販の)ゼリーレシピはこちらから▼(画像クリックでレシピへ)

チキンスープはとても簡単なので、子ども担当料理にもおすすめです。
メインにチキンスープ(お肉とお野菜のバランスバッチリで十分にメイン張れる料理です!)、デザートにゼリーってな感じで子どもが料理担当してくれるようになったら最高ですね!

※ちなみに、こんな名前はどうでもよいのですが、ゼラチンが冷えるとぷるぷるになって(ゲル状態)、温めるとまた液体(ゾル状態という)
に戻る現象を「ゾルーゲル転移」と言ったりします。
おなじぷるぷるでもこんにゃくは一度固めたら温めても元には戻りませんね。こんにゃくは何で固めているかと言うと・・
という話を始めたら永遠に終わらなそうなので今日はこの辺で。




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