【まえがき全文公開!】読むペットロスカウンセリング『うちのこにあいたくなったときよむ、ほん』
2021/10/11に発売されました私のKindle本、
「うちのこにあいたくなったときよむ、ほん」
のご紹介です。
発売から2年以上経った現在でも、時折
amazon「ペット部門」ベストセラー1位に
入ることもあります。
季節によって購入数が突然増えることもあり、
複雑な気持ちにもなりますが、
多くの方に手に取っていただけることは
大変ありがたいです。
この本では、
大切な家族を失ってしまった飼い主さんが
「今ここで」うちの子からのメッセージを
受け取る方法と、
日常がすこしでも楽になる方法について
提案させてもらっています。
動物を愛するみなさんと、
みなさんを愛する動物たちが、
少しでも顔を上げるきっかけになれたらいいなと
思ってこの本を書きました。
以下に「まえがき」部分を全文公開していますので
もしよかったら読んでみてください!
【まえがき】
私の大好きな大好きな猫が、ある日とつぜん旅立ってしまったとき、どうしようもなく苦しくて「全部が夢でありますように」と、何度も何度も願いました。
会いたくてつらすぎて「なんで私だけ生きてるんだろう…」と、毎日絶望の中にいました。
月日が経って少し落ち着いてきた頃にも、「こんなつらい思いをするくらいならもう二度と動物は飼わない」心の底からそう思っていました。
なのに気がつけば今、私はやっぱり猫と暮らしています。
あれほどのつらい思いをまたするかもしれないのに、私はやっぱり動物と共に生きていきたいのです。
だからこの本は、いつかまたペットロスを経験するであろう「未来の私に向けて」残しておく手紙でもあります。
この本を手に取ってくださいまして、ありがとうございます。
この本は、note「ペットロスをハッピーエンドにする方法」マガジンで発行していたものに加筆修正を加え、まとめたものです。(※現在はありません。)一時期「ペットロス・セラピー」というツイッターでも発信しておりました。ありがたいことに、とても多くの方に読んでいただき、共感のお声や「力強い言葉に救われた」というお言葉もたくさんいただきました。そして私事ですが、私が2011年から行っていたペットロスに関する活動が10年目を迎えたということもあり、これを機にあちこちに散らばっていた言葉たちを1冊の本にまとめようと決意しました。
私は10年前、地元で起きた東日本大震災をきっかけに、迷子になってしまった動物たちをサポートする事業を立ち上げました。(現在は、他の方に引き継いでいただいています。)約7年間で1300頭を超えるペットさんとつながりました。心に深い傷を追いながら我が子を探し、時に死と向き合う飼い主さんの力になろうと心理学を学び、JADPメンタル心理カウンセラーの資格を取得しました。そして、心理療法専門家の吉田千史先生からペットロス臨床について教えをいただきました。
この本は、こういった私の仕事を通して得た学びと、今まで関わらせていただいた飼い主さんたちの声、そして私の実体験から得た個人的な気づきを書いたものです。
ペットロスの悲しみや苦しみの深さは、人それぞれ違います。
回復の道のりもまた人の数だけあり、進み方も人それぞれです。
この本を手にしたあなたが、今どの段階におられるかは分かりませんが、タイミングによってはもしかしたら受け入れがたい言葉もあるかもしれません。ここには私の体験や考え方が書かれていますが、それがすべて正しいわけではありませんし、専門家の話や多数の人の考えが正しいわけでもありません。
もし、読んでいて「なんか違う、私はこう思うけどな」って、そう思ったのならば、それがあなたにとっての正しい答えです。どんなふうに感じたとしても、それが正解です。あなたが感じる感覚の方を信じてほしいなと思います。
当時、私がつらいなと感じたことは、ネットの情報や他の飼い主さんの話などから、悲しみを思い出してしまうことでした。なので、この本には「追体験」になるような内容は書いていません。
【第1章】では、亡き猫との不思議体験について書きました。これは「note」に書いた記事のなかで、最も多くの方に読まれていた記事です。こちらからは見えなくなったけど、あちらからはどうも見えているらしい・・心あたたまる不思議話とそんな体験をする方法についてです。
【第2章】では、猫への依存度が高かった私の自己紹介を少しと、メンタル心理カウンセラーとして書いた、ペットロスの基礎知識です。知識は、自分を「客観的に見る」きっかけになります。「自分を客観的に見れるようになる」ということは、それだけ「回復が早まる」ことにつながります。と言ってもむずかしい内容ではないのでご安心ください!
【第3章】では、ペットロスの転換期について。泣いて泣いて泣きつくした先には、必ず出会うものがあります。動物について、生と死について、大切なことを書きました。また、私と同じように最期を看取ることができなかった飼い主さんへメッセージを書きました。
【第4章】では、少し落ち着いてきた時期に試してほしい「癒しの方法」を書きました。悲しみは身体にも溜まります。心身の回復を早めるセルフケアやアイテム、実際に私が体験してよかったものを、10個ほど提案しました。後半には回復までの4つのステップを載せました。「いま私はこの辺りかな」という現在地がなんとなく分かると、出口が見えてきます。出口が見えれば、あとは安心して悲しむだけです。
【第5章】では「亡き動物とお話をする方法」を具体的に書きました。虹の橋にいる「うちの子」の気持ちがわかることで、ペットロスの苦しみは驚くほど軽減します。すこしでも癒しのきっかけになれれば幸いです。
そして「ペットロス」という言葉・・私は何か違和感があって、あまり好きではない言葉なのですが、分かりやすくお伝えするために使っています。
私自身、振り返って思うのは、「ペットロス」というのは、愛する家族を失ったときに誰にでも現れる、ごく当たり前の心と身体の「反応」であり、同時にたくさんの「愛」と「ありがとう」に気づいていく時間のことだったなということです。
ペットロスの時間の中では、何もかもが終わってしまったかのような気持ちになることもありますが、
終わりは始まり。
なにかを失うということは、なにかを得ること。
今はまだ何の予兆もみえないかもしれませんが、見えない場所でひそかに動いている「あなたの人生の流れ」のような大きなものを信じてほしいなと思います。
どうにかこうにか進んでいくと、必ず、予想外の流れに出会えます。
そして、「ペットロスは必ず回復する」ということを知ってほしいなと思います。
もちろん個人差はあります。
人それぞれ時間のお薬は必要です。
私もすぐに前向きになれたわけではありません。
でも、
以前みたいに心が晴れて、ごはんが美味しくなる日も、ちゃんと笑える日も、「動物ってやっぱりいいな」と思う日も必ず来るから大丈夫です!
愛する家族を失うことは、あまりにもつらすぎる出来事です。
しかし、ある地点で、「もう人生を前に進めなくてはならない」という時期がきます。
この本を手にしたあなたはまさに今、
その転換地点におられるのかもしれません。
【第1章】会いたくなったとき、虹の橋の子を感じる方法
亡き猫からの要望?
我が家の猫が亡くなってからしばらくの間、家の中では、『ぽんっっ』という可愛いラップ音や夜中に『トトトト・・』と走りまわる音が聞こえていました。
他にも、朝起きると、おもちゃが倒れていたり、掃除したはずの場所にお毛毛が「きちんと」置かれていたり、不思議な現象がたくさん起こりました。
たしか49日を迎えるまでは騒がしかったと記憶しています。
普通のときだったら、こういう怪奇現象的なことは「こわい」と思うかもしれません。でもね、全然こわくないんですよね、だってうちの子ですものね!
一般的(?)にも、この時期には、ペットさんの鳴き声が聞こえたり、実際に姿が見える人もいるそうです。
これは霊的なものなのか、ショックからくる大脳の誤作動なのか分かりませんが、私は、もう化け猫でも何でもいいからとにかく会いたくてしょうがなかったので、こういう気配を感じることができたときは嬉しかったです。
そんな話をすこし、ご紹介したいと思います。こういった話を聞いたり読んだりすると、同じような体験をしやすくなりますので、「うちのこに会いたいな」という飼い主さんはぜひ楽しみながら読んでみてくださいね。
★kindle(電子書籍)版はこちらから ↓
どなたでもダウンロードできます。
※Kindle本は、Prime Reading対象です。(2024年は、4/1~10/5まで)
紙の本(ペーパーバック版)は、
通常の本よりも薄くて軽くて
シンプルなつくりになっています。
かわいいイラスト入りで、
読書がつらい時期でも ほっこり読めます。
悲しみを呼び起こすような
「追体験」なしで読めるので、
大切な方への贈り物に
購入される方も多いです。
★ペーパーバック版はこちらから ↓
【読者さまの声】
特別な魔法が込められている本です。
どうぞ必要な方に届きますように。
松原ゆーこ
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