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【疑問スッキリ!投資信託】1口、いったいいくらなの??

つみたてNISAをはじめて、はや半年。
日々値動きを見ている中で、わかっているようで、よくわかっていないことがちらほらと出てきました。

そこで今回から、そのあたりを改めて洗い出し、私なりに調べて納得!したことを、こちらでもまとめて行こうと思います。

今回のテーマは「1口、いったいいくらなの?」です。

積立で投資信託を購入する場合、「5,000円ずつ」とか「10,000円ずつ」など、毎月一定の金額で投資信託を買い付けている方が多いのではないでしょうか?

そして、なんとなーく基準価額とトータルリターンを見て、「今月は下がったなー、今月は上がったなー」程度に、チェックしている人は多いでしょう。

でも、実際、1口いくらで、自分は毎月何口買えているのかを確認したことはありますか??

実は私、普段ものすごーく“雰囲気”で生きている人間でして…、投資信託の基準価額が株で言う株価のようなものだということは感じていましたが、じゃあ、それは一体どうやって出されていて、今1口いったいいくらなの?と言われると、明確に答えられなかったんですよねぇ…。

そこで以下、今回の調査結果です(笑)。

「1口の価格」は「基準価額」を見ればわかる

まず、基準価額とは、投資信託がもっているすべての資産(株・債券等)を時価評価したものに、配当などの収入を加え、そこからさらに手数料などを引いた「総資産総額」を「総口数」で割ったものです。

<参考・「投資信託。今、いくら?」(モーニングスター)>

手数料などを差し引いたすべての資産を総口数で割るのですから、基準価額=1口の価格、と言うことができます。

でも、ここでふと疑問がわきませんか??
証券会社のサイトなどで、投資信託の基準価額をばーっと見ていくと、多くの投資信託で、基準価額が1万円を越えているのです。

証券会社によっては、「100円~投資信託が買える!」など、少額からはじめられることをメリットとして謳っていますが、投資信託の取引単位である1口の価格が1万円を越えているのであれば、最低投資額も1万円を越えてしまい、とても100円からはじめることなんてできないのではないでしょうか??

でも、今回調べて見てわかったことは、実は、多くの投資信託では、「基準価額=1万口」で表示しており(目論見書に書いてあります)、必ずしも表示されている基準価額がそのまま1口の値段、というわけではないということです。

「基準価額=1万口」で表示している投資信託の場合は、基準価額を10,000で割った値段が、1口の値段となります。例えば、基準価額が30,000円の投資信託であれば、30,000円÷10000で、1口あたりの価格は「3円」となり、これなら、最低投資額が100円なのも、納得行きますね。

1口いくらで、何口買ってたのかを手計算してみた

では、果たして自分はこれまで、1口いくらで、同じ金額で何口買えてたんだ??というところを、実際に手計算してみました。

私が保有している某投資信託の過去の買い付け結果はこんな感じ↓。

例えば5月。

この投資信託は、基準価額=1万口ですから、1口の値段は「42,970円÷10,000」で、4.2970円になります。

それを、5,000円分買い付けているので、「5,000円÷4.2970円=1163.6025…」で、「1164口」購入できました!と計算することができました。

証券会社のマイページを見ると、ずばりトータル・リターンが出てますから、ここまで気にする必要はないのかも知れませんが、記載されている数字の意味がわかると、ぐっと楽しくなるものです。

今後も、ふと感じた疑問を調べた結果を、こちらでまとめてまいります~(笑)

<参考・今回調べるにあたって「わかりやすかった!」と思ったサイト>
・投資信託の基礎知識(一般社団法人投資信託協会)
・投資信託の口数とは?投資信託の買い方の基本を理解しよう(マネーの手帳)
・投資信託講座(モーニングスター)


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