入道雲

私とママチャリ☆プチ遠出。はじまりは「鞍馬寺」

我が家は、自転車でプチ遠出(平均・往復20キロくらい)をよくします。

愛車は、夫は、よくあるママチャリ、私は電動アシスト(後ろに幼児乗せ)。最近は気候がよかったので、毎週末のように自転車でプチ遠出をしていました。

家族とプチ遠出するようになったのは、ほんの2年ほど前からですが、私個人で考えると、その歴史はかれこれ20年以上前にさかのぼります。

そこで今回は、私と「ママチャリ☆プチ遠出」の出会いについて書いてみようと思います。

およそ20年前、私は京都市内で大学生をしていました。
山形(出身地)からいきなり雅な京都にやってきた私は、これは観光し倒さなければもったいない!と、授業の合間を見ては、同じ“地方組”の友人と、自転車であちこち京都観光に出かけていました。

そんなある日友人が言ったのです。

「鞍馬寺に、自転車で行ってみようか」

鞍馬寺と言えば、山です。
それまで平地を乗り回していた私にとっては、「そんな遠くまで自転車で行けるの!?」という驚きがまずありました。でも、それ以上に「面白そう!」という好奇心がむくむくと湧いてきたのです。

実際に行ってみると、山道の大変さを忘れるくらいの達成感・面白さがあり、「じゃあ、次は大原に行ってみる?」「次は大阪の梅田に行ってみよう!」「次は神戸だ!」と、友人と二人、どんどん距離を伸ばしていきました。

当時は、今のようにスマホはなく、紙の地図が現役でした。私は方向オンチなので…、要所要所で友人がコンビニで地図を立ち読みし誘導してくれるという、今思えば非常に危なっかしい道中でした(笑)。

基本的に私達のルールは、「ママチャリで日帰りすること」だったので、距離が伸びれば伸びるほど、朝の出発時間が早くなります。まだ日が昇りきらないうちに出発し、頃合いを見て「朝マック」というのが、私達のプチ遠出の定番となっていました(笑)。

目的は「自転車に乗ること(途中の景色や道を楽しむ)」なので、目的地でやることは非常にあっさりしていて、京都から奈良に行った時は、「奈良公園で鹿と写真を撮ること」、大阪(私の最初の就職先が大阪でした)から和歌山に行った時は、「和歌山城をバックに写真を撮ること」がゴールで、それを達成したらさっさと帰ってきていました(時間的にも、現地で観光していたら日帰りできないし、笑)。

一番大変だったのは、やっぱり大阪→和歌山(往復14時間くらいかかった)に行った時でしょうか。大阪から和歌山は山越えがあるため、それが本当に大変で、帰りは膝を曲げるのも困難なほどでした。

結局これが致命傷となり、その後、ママチャリでの長距離走行は不可能に。また、ちょうど、東京へ引っ越すことになるなど環境の変化もあり、気づけは、ママチャリで遠出することもなくなっていました。

しかし、それからおよそ20年後ーー。

当時とは、住むところも家族構成も変わった今、我が家に「電動アシスト」がやってきたことによって、私の「自転車プチ遠出」への想いがフツフツと蘇ることとなるのです(夫はそのとばっちりを食っている!?)

(つづきはこちらから↓)


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