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息子が白血病になりました 3.急性骨髄性白血病と治療法

急性骨髄性白血病とは

白血病には種類がありますが、息子がなったのは急性骨髄性白血病です。
血液のがんで、白血球が増え続けて、健康な血液が作られなくなる病気です。
こどものがんでは最も多いそうです。

特にこどもの白血病は原因不明で(大人の場合は喫煙者に多い、などはあるそう)
完全に確率だと先生からききました。
周りの環境が悪いとか、運動や栄養が足りてないことなどは関係がないそうです。
教えていただいて、子育てで何か間違っていたのではないかというネガティブな気持ちが軽くなったのは良かったです。
なっちゃったものはしょうがない、負けねーぞって気持ちになりました。

化学療法

急性骨髄性白血病の一般的な治療法は、抗がん剤を使用した化学療法です。
まず抗がん剤を使って、白血病細胞が見た目上なくなる(この状態を「寛解(かんかい)」という)ようにします。
その状態で治療を止めると再発するので、寛解を強化するように抗がん剤での治療を繰り返して、目に見えない白血病細胞までなくすのを目指します。

1.抗がん剤という無差別破壊兵器で、健康な細胞も白血病細胞も攻撃して焼け野原を作ります(寛解)
2.一時お休みします
3.健康な細胞の方が早く復活してきます
4.健康な細胞が増えてきつつ、白血病細胞が勢いを取り戻す前に抗がん剤で追撃します(強化療法)

以下、白血病細胞がなくなるまで2〜4を繰り返します
こんなイメージだと思います。
寛解にならないと、またやることが違ってくるようですが。

他にやる事

・輸血
健康な血液が作られないので、赤血球や血小板を輸血で補充します。

・大量点滴
抗がん剤で白血病細胞が壊れれば壊れるほど、リンや尿酸、カリウムなど
体に良くない成分が血液中に増えるので、点滴で大量に水分を摂って強制的に尿で排出させます。

・抗生剤投与
抗がん剤によって白血球(好中球)の数が減少するため、免疫力が低下します。
常在菌やカビからの感染症を防ぐために抗生剤を使用します。

今は、1回目の抗がん剤を入れ終わり(2週間弱の間、毎日入れます)白血球が増えてくるのを待っている段階です。
白血球が増えるまでには、一般的に3〜4週間かかるそうです。
白血球が規定値まで増えたら骨髄検査をして、白血病細胞がいなくなっているかを確認します。
ちゃんと寛解できて、良い感じに治療が進められると良いいなぁ。

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