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企画は「誰かの人生」のために

「勝ちたい」とか「認めてもらいたい」とか。
そんな気持ちで「企画」というものと向き合っていた自分を、恥ずかしいと思いました。
もちろん、特にコンペとなると勝たないと実現できないので、そのためにあらゆる努力をするのですが、今回の講座では、企画をする根本的な意義を考えろと、突きつけられた気がします。

“それは誰の人生を救える企画なのか”

阿部さんの言葉が残っています。


共鳴される企画を

アート生として3回目の講義。「自分を認めてもらうためには、キラリと光る何かがないと」。そう思ってきたし今もそう思っているのですが、一歩間違えると、それは独りよがりの企画になってしまう危険性があります。

●企画で大切なこと
・課題解決になっているか
・インサイト
・リアリティ
・クリエイティビティ(創造力)
・フィジビリティ(実現可能かどうか)
・時代背景にあっているか
→上記を分かりやすく伝える力

キラリと光る何かは、決して自分の願望を達成するだけのものではありません。社会にとって、誰かの人生にとって機能するアイデアであること、これこそが企画の本質なのです。
共感され、共鳴される企画は、強いです。そこに自分の思いがのっていけば、さらに強いです。誰かのためになる企画をつくりたいです。


誰かのために企画したことはあったか

ふと自分の人生を振り返ってみると、地元に戻ってからは、誰かのためになったかも。。。というイベントをいくつか企画してきた気がします。

例えば、「30歳の成人式」。全国で広がりをみせたこのプロジェクトですが、我が町でも開催されており、当時、私たちで3代目(3年目)でした。「先輩たちからのバトンを途切れさせてはならない…」という使命感はありましたが、社会人となり、成人式から10年経験を積んだ同級生に会うのは、なかなか感慨深いものでした。実行委員として奔走しましたが、参加者に、「やってくれてありがとう」と言ってもらったときは、自然と涙があふれました。。。

それから、「丹後地酒まつり」。第7回まで続いた、有志が集まって企画したイベントです。丹後地域にある酒蔵(当時10蔵ほど)とおすすめの飲食店を一堂に集め、飲んで食べてしてもらう「まつり」です。こちらも、実行委員としてボランティアでデザインや広報で関わっていましたが、当日、笑顔でお酒と料理を楽しむ大勢の人々を見ていると、感動の涙があふれました。。。

他にも、いろいろとイベントをしてきましたが、本当、楽しかったです。どれも、コロナ前だからできたこと。。。早くまたイベント企画したいです。。。

“企画は誰かの人生を救うためのもの”

「人生を救う」とは、決して大袈裟ではないと思いました。
私も、映画やアニメに感動し、友達の言葉に心動かされ、おいしいご飯を食べることに幸せを感じています。私を取り巻くすべてのことは、私の人生をつくるパーツです。企画には、デザインには、それらを豊かにし、何ランクもレベルアップさせる力があるのです。

「勝ちたい」とか「認めてもらいたい」とか、その気持ちが間違っているとは思いません。ただそこに、「誰かのため」という前提がないと、意味がなくなってしまう、そういうことなのです。

デザインの力で、誰かの人生を救えるように。
まずは、「自分がやってみたい」と思える企画をつくっていけるよう、頑張ります!


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宣伝会議「コピーライター養成講座「ART&COPY」コース 阿部広太郎クラス」受講(2021)
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