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今年読んで一番面白かったのは「バーナード嬢、曰く」です。全然本を読まずに読書家ぶりたい…

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今年読んで一番面白かったのは「バーナード嬢、曰く」です。全然本を読まずに読書家ぶりたい主人公バーナード嬢。彼女っぽい、と言われました。自分でもそう思います。安室奈美恵ちゃんと同い年。

最近の記事

日常への祈りとしてのミステリー

「真犯人フラグ」最終回。ファンとしてはやってはいけない倍速再生をして、河村が真犯人だということを知った。倍速再生したのは仕事中だったからで、たぶん30分くらいで仕事相手から返事が来るだろうな、という合間を利用して視聴したからだ。その時は解答だけ知って、スッキリした気分で仕事に戻ったのたけど、仕事もぶじ終わり、うちに帰ってから真帆が亡くなっていたことにじわじわ衝撃を受けていた。そして、やっぱり今もそのことに心がちくちくする。 正直なところ、私は、真帆が帰ってくることがすごく重

    • コロナで〇〇〇〇〇はじめました

      家の前の路地で、商店街で、駅のホームで。大人たちはどこかを目指して、何かを探している。その時間をただただ楽しんでいるだけの人もいる。公園では子どもたちが大きな声を上げて、はしゃいでいる。人の行動は以前とさほど変わらないのに、視界に入る人間の顔にはすべてマスク。私の目はそんな風に世界をとらえてしまう。冬になると、黒っぽいコート姿の群れが目に入って、気持ちが沈むのと似ているかもしれない。江戸っ子が入り乱れる多様な浮世絵を眺めるように楽しめばいいのに、赤白のボーダー模様を見つけては

      • どうやって本と出会うのか

        どうやって本と出会うのか。 書店や図書館、古書店、オンラインサロン。本にまつわる様々な場所をこの数週間めぐることがあったので、その足跡を記して、かつて親しんだ本から遠ざかった40代の私がこれから「どうやって本と出会うのか」を考えた。 本と本屋さんが好きだった。 読書家というほどではないけど、10代から20代のころは本屋さんに入り浸り、一人で本棚の間をウロウロするのが楽しかった。主に読んでいたのは小説。あと新書。漫画も。立ち読み中よくトイレに行きたくなった。ある本屋は店の奥の

        • 私にとってnoteとは

          note、というサービスを知ったとき、すごく親近感を覚えた。なぜかというと、私のメールアドレスは、名前を示すアルファベットに「note」プラスしたものだったから。メールアドレスを作ろう、と思ってパソコンの前に座った時、傍らにはノートがあった。その時、このプラットフォーム「note」はなかったように思う。 初っ端から嘘をつきました。本当は親近感ではない。私のほうが先だったのに、気に入っていたのに。名前を奪われたような気分だった。 そんな人間です。

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