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転職して3ヶ月経ちました!

11月に今の会社に入社して、1月で3ヶ月経った。
「入社して最初の3ヶ月は、あなたというキャラクターを新しい会社の人に知ってもらう大切な期間だよ」と、色んな人に聞いていたので、まずは3ヶ月がんばろう!と、一区切りの目安にしていた。

3ヶ月目は、もう本当に怒涛の日々で、正直めちゃめちゃしんどかった。

最初の1ヶ月ちょっとは、とにかく日々新鮮な驚きで満ちていて、恵まれた環境で働けることへの感謝が溢れる「転職ハイ」な状態。
研修の時間以外は業務の引き継ぎなどがあったが、全然仕事量も少なく、余裕に溢れていた。
美味しいランチを楽しみ、早く業務が終わった後の夜の時間を持て余していた。
こんな幸せな時間が長く続くことはないと頭ではわかっていながら、正直このまま3ヶ月〜半年くらい続くんじゃないの?と期待している自分もいた。

そんな甘い期待はすぐに打ち消されることになった。
2ヶ月目の後半ごろからどんどん仕事が忙しくなっていったが、年末まで頑張ったら1週間休める!という短期的な目標があったので、なんとか短距離を全速力で走り切った感覚。
(詳しくはこちらのnote参照)

年が明けて、すぐに本格的に忙しくなった。
とにかく色んな仕事を振られ、あっという間にタスク過多に陥った。
まだまだわからないことだらけなので、いちいち誰かに確認しないと事を前に進められない。
確認してもらった後も軌道修正が必要になるので、とにかく時間がかかる。
チームメンバーたちにたくさん助けてもらいながら、とにかく全力で走った。

この1ヶ月、いつも心がドキドキして、ギュッと縮こまって体も痛くてしんどかった
その理由は主にこの3つ。

①上司への萎縮

今の上司は、頭脳明晰で、忙しいのに全てを把握していて、指示は的確、指摘は細部に至る。
今までこういうタイプの上司の元で働いたことがなかったので、不慣れでまだリズムが掴めていない。
細かい部分まで指導してくれてありがたいが、萎縮した自分を通せば、彼からの指摘を自分への否定、批判と捉えてしまう、自分を追い詰めることになった。

②自分の判断で仕事を進められないもどかしさ、不安

過多すぎるタスクの中で、確実に自分の判断だけで対応できるものが圧倒的に少ない。
あったとしても自分の判断だけで進めることが不安。
会社のこともクライアントのこともまだまだわからないので、業務の前後に必ず確認作業が入る。
自分で業務を進めている時も、常にこれで大丈夫かな?と疑い、不安に支配されながら長時間仕事していた。

③前職とのギャップ

前職では新卒13年目の管理職。
生き字引のようにクライアントのことを知り尽くし、社内の人間はみんな私の言葉に耳を傾けるし、指摘すらしない。
今の上司が私にやっていることは、まさに私が今まで部下にしてきたこと。
ほんの少し前までは彼と同じことをしていたのに、今は彼に言われるまで気づかないくらい目の前のことに必死で視野が狭い。
そんなギャップから自己嫌悪に陥り、何度も情けない気持ちになった。


だんだん精神的に余裕がなくなってくると、何で私だけこんな思いをしないといけないのか?上司は私のことなんて何もわかってない!と矢印を他者に向け始める
親しい友人や同期に甘えて愚痴をこぼすこともあったけれど、根本的な解決にはならない。
解決策となったのはこの3つ。

①映画「プラダを着た悪魔」を見返す

上記の通り完全無欠な今の上司の仕事ぶりが「プラダを着た悪魔」のミランダ(雑誌「RUNWAY」の編集長)を彷彿とさせ、映画の中の1シーンが頭をよぎり、久しぶりに見返してみた。

ミランダのアシスタントとして働くアンディが、毎日ミランダからの無茶すぎる要望に応えきれず奮闘する日々の中で、大失敗をした後、泣きながらナイジェル(チームの古株)に愚痴るシーン。
こんなに頑張ってるのに!どうすればいいかわからない!と愚痴るアンディに、ナイジェルがいうセリフ。


Be serious. You are not trying, You are whining.
本気になれ。君は努力していない。愚痴を並べているだけだ。
Wake up, six.She’s just doing her job.
目を覚ませ、サイズ6。ミランダは自分の仕事をしているだけだ。

まさに私は甘ちゃんアンディだった。
私は何か努力をしているのか?ただ愚痴って努力を放棄しているのではないか?
馴れ合いの中で仕事をしていた前職の雰囲気を引きずっていたことも事実。
甘え根性だった自分を恥じ、インプットの時間が足りないことを言い訳にせず、真剣に今の仕事と向き合い、努力しようと決めた。

②広い視野で、長い時間軸で、キャリアについて考える

目の前のことにいっぱいいっぱいになっていると、ふと、自分は何のために仕事をしてるかわからなくなってしまう。
そしてなんでこんなにしんどい思いをしないといけないのか?とふと逃げ出したくなった時、何のために転職したのか、と原点に立ち返った。
(仕事が本格的に始まったらゆっくり考える時間はなくなるし、初心は忘れやすい。いつでも立ち返られるように、転職前に何のために転職するのかきちんと言語化しておいた方がいい、とアドバイスしてくれた明奈さんに感謝)

社会人歴が長い割には出来ないことがたくさんあるのだけど、今全然出来ないことこそこれからの自分のキャリアに必要なことだと思って、そのスキルを身に付けたくて今の会社に入ったことを改めて思い出した。
それを今学べているのだからとても幸せな状況にあるのだ。

スキルを身につけるという自分の成長だけではなく、成長した自分としてこれからどんなことを実現したいのか?社会にどんな価値を提供したいのか?
大きな問いと向き合い始めたら、今の自分の苦しみは小さく思えるし、未来の自分にとって必須のことなので、がんばろう!という気持ちになってくる。
今を大切にすることは大事だが、今だけを切り取って判断しないことも大事だと思う。

③もっとコミュニケーションをとる

相手のことを知らないから、相手の悪意ない行動を、悪意のある行動と捉えてしまい、勝手に1人で苦しんだことがあった。
相手のことを知っていて信頼関係があれば、悪意がないことくらいわかるだろうに。
チームの人とは毎日朝と夕方にオンラインでコミュニケーションをとっていて、どんどん距離が近くなっている気がしていたが、まだまだお互いのことを知らないな、と実感した。
それがお互い様なので、自分のことを理解してもらうためにもっと積極的にコミュニケーションを取る必要があるなと思った。


自分が何をやってるかわからないけどやらなきゃいけないカオスな感じは、経験したことがある。
大阪で8年働いた後、シンガポールで働き始めた頃のブログを見返したら、2-3ヶ月目から「仕事がやってもやっても終わらない!」と書いてあって、まさに今と同じ状況で思わず笑ってしまった。

シンガポールから東京へは前と同じ会社に帰任したにも関わらず、仕事内容も働き方も全く違うことをすることをしないといけなくて、
上司ともソリが合わず、これまたしんどかった。
とにかく新しいことをやる部署で、前任者からろくに引き継ぎもされず、とにかく手探りだった。
しんどかった、カオスだった、という感覚は覚えているが、今となっては具体的に何をやっていたかあまり覚えていない。
ただ、これらの経験があったから今の自分があるし、この頃同じチームで頑張っていたメンバーとは絆が生まれ、お互いこのメンバーがいたからその後も会社で頑張れたし、会社を辞めた今も繋がっている。

どんなに今がしんどくても、乗り越えた先には素晴らしい未来が待っていることを私は知っている。

今回、過去の自分に、言葉に助けられたので、今の自分の頑張りが未来の自分の助けになると信じている。

しんどくてつらくてどーしようもない未来の私へ
過去に同じことがあってもあなたは乗り越えてきた。
あなたには未来を信じる力があるから、大丈夫。
だからがんばれ!


12月は誕生日関連や忘年会の予定がたくさん入り、とにかく毎日外食。
年末年始は実家に帰り、美味しいものを食べて食べて、とにかく食べまくった。
おかげで、久しぶりに「私、太ったな〜〜」と実感するくらい太った。
この2〜3年はトラブルや会社の変化、ストレスなどであまり食べられない日々が続き、痩せることが多かったので、太るなんて幸せな証拠だな、と思っていた。
1月、とにかく仕事に追われて、在宅の日も多いのにご飯を食べる時間も確保できないまま、早朝から晩までパソコンに向う日々だったおかげで、すっかり元の体重に戻った。
自分が忙しくなると食欲を感じなくなるし、ご飯を食べる時間がもったいなくて仕事に没頭してしまう。
これでもいいんだけど、夕方くらいになると流石にお腹が減って集中できなくなるので、流石に20〜30分でもいいからランチの時間を取ろうと思う。(これが2月の目標)

ここからの3ヶ月は、自分がこの会社で居場所を見つけられるかどうかを決める大事な3ヶ月になると思う。

ますますしんどいこともいっぱいあると思うけど、適度に力を抜きながら楽しんでいこう。

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