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Clubhouseを2日間触ってみた感想〜基本機能をそぎ落とし音に特化

Clubhouse、話題になっていますね。米国では昨年から話題になっていましたが、資金調達のニュースをきっかけに日本でも急激に注目され始めました。


週末から少しずつ #Clubhouseという文字を頻繁に見かけるようになりだして、月曜にタイムラインが騒がしくなって、これは持ってないとやばいと慌てて「招待お願いします!」とSNS発信し、火曜からジョインしています。今日(木曜)なんて、私のタイムラインはほぼ全部 Clubhouse関連の投稿。「フォローしてください!」というアカウントのスクショか、「招待ください!」投稿で埋め尽くされています。この爆発的広まりは、イベント主催者としてもきちんと向き合わなければならない事案だと思っており、2日目の初心者感想をまとめます。

アプリとしての基本情報や海外での話題などは今回は触れないので他の記事をご参照ください。

ROM専のためのコミュニティ?

使ってみると意外にも、発信者よりもながら聞きして暇つぶしする人に優しいプラットホームな印象です。

第一印象では「招待制」「モデレータに見初められないと発言権すらもらえない」という特徴からヒエラルキー社会がすごくて超排他的なプラットホームなのかと思っていました。ですが、レスポンス機能(チャットや「いいね」的なボタン)がすべて削ぎ落とされているので、「いいね稼ぎ」的な振る舞いをするメリットが強くない。

さらに、スピーカーと参加者のアイコンのサイズも並びもほぼ一緒で、あわよくば自分だってスピーカーになれるチャンスもある。これって、排他的に見せかけて実はすごくフラットなプラットホームなのではと思いました。

フォロワーもある程度重要とはいえ、半年先行していた英語圏のアカウントみると、たくさんフォロワーいるひとが必ずしも有名な人とは限らなかったです。逆に誰が人気者になりうるかというと、聞き手が強いプラットホームなので、彼らに愛される人。つまり、自分自身に強力なコンテンツがなくても、誰かからコンテンツを引き出す人に価値があつまるプラットホームです。

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基本機能をそぎ落とし音に特化

他機能が削ぎ落とされている分、音のバランスが完璧で、全員が同じボリュームにきこえます。Zoomのように「○○さんの声が小さい」とか、Youtubeのように急に爆音が聞こえてびっくりすることがありません。これって動画配信のストレスをなくす上でかなり重要で、音が大事!とオンラインイベント関連の記事でもたくさん書いてきましたが、聴いている人の離脱を防ぐんですよね。

そう考えると、チャットなどのリアクション・コミュニケーション機能って、もしかしてさほど重要でもないのかも……?

基本機能が削ぎ落としによる面白い効果は、粗相大歓迎な雰囲気が生まれることだなぁと感じます(特に日本では)。社交辞令の余地がないというか。「いきなり招待!承認ボタン押したらいきなり配信開始!」みたいなサービスなので秒で本題に入れる(こちらも特に日本では重要)。

使い方もぱっと見では意味不明でなんの説明もないので、身内で助け合うか自分で検索するしかない。機能がない分、みんなが勝手に既存SNSプラットホームで発信するから、拡散も情報伝達もしやすく、コミュニティも生まれやすい。まさに巨人の肩にうまく乗っている感じです。

リアルイベントに似ているSNS複数使いスタイル

Clubhouseを開きながらも違うSNSを同時平行で使っていくスタイルがなんとなくリアルなイベントや集まりに似てるんですよね。

リアルのイベントや集まりであってもその場であったことをSNSであえて発信したりしますよね?現地・現場での会話というツールがあるのにわざわざ違うツールを使って会場で出展物やテーマについて、これはちがうよねとか愚痴ったり楽しく談笑したり。これに似てる。さらにスピーカーと参加者が近いのもリアルと似ています。テレビやYoutubeだと演者ととても距離が遠いけど、リアルだとまあ普通に話せちゃったりしますよね。当たり前ですが、リアルイベントの場合ですとスピーカーはその場に存在する人間なので、目の前を歩いていたり懇親会にいたりするので話しかけることが可能っていうなんとなくあの雰囲気に近い気がします。

そして、アーカイブが残らない刹那性もあって、いった人、そこにリアル参加した人にしか楽しみがわからない。まさに、最近話題のFOMOな心理ですね。きっと今までのリアルイベントって、FOMOの塊だったんです。有料サロンとか、わざわざ参加するリアルイベントとか、仲間と行く会員制のお店に近い雰囲気なのかなと思います。

色々、可能性しか感じなくて楽しみです!
もう少し使ってみて、ビジネス実用性について考えてみたいと思います。

ぜひフォローください。
@yukofuruichi

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