物を選ぶ基準
子供のころから、服の素材とかにうるさかった。私はいつも服を探すと一番高価なものや、素材のよいものを選ぶから親は非常に迷惑していた。今思えば私のHSPの気質がその時には発揮されてたんだと思う。身に着けるものや、身の回りのモノ、とにかく一つ一つにこだわりがあった。
体調を崩し、マクロビオティックを始めてから、もう10年になる。食べるものが自分をつくる、ということを実感してから口にするものにはかなり慎重になった。その延長で、身に着けるものや洗剤、日用品も吟味するようになった。昔からのこだわりがさらに強くなったw
以前化繊のワンピースを試着したときに全身がざわっと毛羽立つような強烈な違和感を感じたことがあって。単なる静電気かもしれないが、その時からはできるだけ触れるものは天然素材にしようと思った。
化粧品もそう。女性は一生で何キロかの口紅を食べているという話を耳にしたことや、体感として石油系の成分は頭皮や毛穴をふさぐような違和感があって、そこらへんも慎重にしてる。
どれも一時はかなり真剣だったんだけど、今はゆる~く選んでる。以前は市販のお菓子も敵視して、スーパーでも見向きもしなかったんだけど最近は色々物色して、動物性を使わないプリンがあったり(アレルギー対応)私が食事に厳しく制限をかけ始めた10年ほど前とは棚の商品もずいぶん変化がある。逆に昔みた菓子パンやお菓子とかが健在でなつかしさに浸ったり。
この10年で世界はより一層豊かになり、便利さを増した。私の知らないことだらけだったから、スーパーやショッピングモールをうろつくだけでも発見がたくさんあって楽しい。自分への制限に対しても後悔は全然なくて、そのおかげで、何とか心身ともに維持してこれたし、大きなけがや病気もなく過ごせてる。
何より学んで今感じてるのは、自分が心地よいものや自分に優しいものは総じて自然や環境にも優しいってこと。料理の道具もプラスチックよりも、鉄とかガラスや琺瑯とか、長持ちするものに少しずつ変えてった。自分の心地よさを追求したらすごくエコな暮らしになってたのは驚きだった。これから、こういうモノの選び方もあるよっていうことが、知られていったらいいなぁって思ってる。
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