子どもたちのアクションでペーパーレス化の動きへ

私が英語を教えている学校では、子ども達が「学校からの配布される紙の量の多さ」に課題を感じ、2人の生徒が校長室にペーパーレス化の提案をしました

職員室では「ペーパーレスにしたら、残念だけど親はみないから、無理なんじゃないかな〜」と言う大人もいました

でも数週間後「まずは学校便りからペーパーレス化する」という決定がなされました

私はこの一連の動きにおいて、環境配慮の観点だけでなく、子ども達が「自分の頭で考えてアクションを起こせば変わる」ということを体験できたことに感動しています

さらに良かったのは先生達の反応です

学級担任は、子どもたちに「君たちの声で学校は変わるんだ。どうせ変わらないと諦めないでほしい。もっともっと学校は良くなる」と伝えていました。その時の子どもの顔には輝きがありました。先生に言われたことに従うのが学校だと思っていた児童も、自分達がつくる学校なのだと思える瞬間だったと思います。

次に、決定のはやさです。校長が最終判断をしたのだと思いますが、この子ども達からの提案を先送りすることなく、「まずは学校便りから」と数週間で対応しました。これは、子ども達が「大人たちは自分たちの声をちゃんと聞いてくれるんだ」と体験を通して理解できる素晴らしい体験になったと思います。

こういう学校への参加の体験は、これから社会をもっとよくしたいという関心に繋がります。これが最大の教育のゴールと言っても過言ではありません。


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