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潰瘍上皮化の兆し?術後合併症の兆し?(2023年12月中旬~末)

12月10日(日)の午前。
いつものように自宅でドレッシングをしていたら、上皮化の兆しを見せていたはずの潰瘍の肉芽が、突如ぷっくりと赤く張り出しているのを確認。
それはまるであずきサイズのゼリービーンズのようで、2日前にドレッシングした時とは明らかに変化しているのです。しかも、少し痛みも感じました。

「これは血豆?過剰肉芽?それともこれがウワサの『合併症』の兆し?」
※過剰肉芽とは、文字通り肉芽が過剰となり上皮化がストップしている状態のことを指します。肉芽が盛り上がるため出血しやすいとも言われています。

もしこれが過剰肉芽だったら、おそらく形成外科のA先生に相談してドレッシングの仕方を変えないといけないはずです。
あるいはこれが血豆だったら、また皮膚の状態が悪化していくのかもしれません。

ゼリービーンズを凝視しながら、嫌な予感に支配されました。
いずれにしろこれは出血の前兆かもしれない…と思い、念のため止血促進作用のあるヘモスタパッド®を覆って包帯を巻きました。

それにしても、退院後は入念に「合併症受け容れ体制」を整えファイティングポーズを決めていたくせに、こんなふうに怪しい病変を見た途端に混乱しまくるテイたらく。
アタシって弱いなぁと思いましたが、やっぱり不安なものは不安なのです。
翌日は放射線科の外来でB先生に「1月の血管内治療、本当にやるんですか?やらなくても良いなら一旦スキップしたいなぁ」という甘ったれた相談をしてみるはずでしたが、そんな悠長なことは言ってられない心境になりました。

そして翌日、B先生に「実は血豆らしきものが出来てるんです」と言ったら、

「そんなことも起こり得るでしょうよ!まだ2回しか血管内治療してないんだからサ!そんなに簡単に良くならないよ!」

と、B先生の軽快なツッコミを拝受。
ホント、その通りです。返す言葉が浮かびません。
さらにB先生は「なのでもう少し血管内治療やろうよ。逃げんじゃねーぞ🎵」と場を和ませながらサクサクと同意書を用意してくれ、1月11日の手術(3回目の血管内治療)があっさり確定したのです。

一方、あずきサイズのゼリービーンズのように赤く張り出した箇所は、結局のところ正体がわからず…。
形成外科のA先生に診てもらおうかとも思いましたが、先生だって忙しいし、大事に至ってるわけではないしなぁ…と思い直し、自分で経過を見ることにしました。

そして、12月中旬もなるべく自宅で安静に過ごしながら、自ら決めたルーティンに基づいてドレッシングする日々を送っていたところ、ゼリービーンズは数日で普通の皮膚となり、12月末には完全に上皮化。
ゼリービーンズの正体は、血豆でも過剰肉芽でもなく、とても健全な肉芽だったようです。

また、退院後ずっと気がかりだった術後合併症も発症せず、私にとって激動の2023年が終わりを迎えていました。
先生たちや看護師さんなど新たな方々との出逢いにより、新たな学びをたくさん授けてもらった2023年でした。

<次回につづく🎵>

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