見出し画像

学びシェア:PM実践ワークショップ2021

皆さん、こんにちは。
今回はPMI日本支部関西ブランチ*のPM実践ワークショップ2021に参加したので、「そこで得られた学び」を皆さんに共有したいと思います。

*PMI日本支部関西ブランチは、本家PMIの公式支部であるPMI日本支部のなかの関西メンバーで立ち上げているグループです。


この記事はこんな人におススメ

-プロジェクトマネジメント力をさらに伸ばしたい方
-自分の組織やチームでプロジェクトマネジメント力を伸ばしたい方
-PMI日本支部のワークショップが気になっていた方
-PMP取得者でPDUを稼ぎたい方

これを読んだら、PMI日本支部の実践ワークショップがどんな感じで、どんな学びが得られるのかイメージがつくかと思います。


関西ブランチPM実践ワークショップの目的

「ショートケースで学ぶPM実践ワークショップ」は、プロジェクトの実践事例から作成された短いケースを疑似体験し、グループで協議し解決策を作成することにより、プロジェクト・マネジャーの実践力向上を図る参加型のワークショップです。

特にこのワークショップでは、状況把握力、課題認識力、リスク特定力などのPM実践力の向上を目的にしています。

今回のテーマは「グローバルチームによるプロジェクトマネジメント」でした。

PM実践ワークショップの流れ

今回のワークショップは、ショートケースをもとに、懸念点と対策を話し合う内容でした。今回使ったショートケースは、かなり大きな失敗をしたケースでしたが、話を聞くと、実際に起こったプロジェクトということです(もちろん、会社名とか詳細まではわからないようになっていました)。

そしてワークショップ自体は下記のように進みました。
①全体説明:ワークショップの進め方などを説明されました
②個人ワーク:ショートケースを読んで、どんなリスクがあるか、どんな対策をとるべきかを書き込む
③チームディスカッション:個人ワークで書き込んだ内容をもとにディスカッション
④発表:どんな対策をとるべきかチームで考えた案を発表
⑤振り返り:どんな気づきがあったか、自分はこれから何をするかをチームで振り返り


ワークショップに参加して得られた学び

1. ワークショップはPMの引き出しを増やしてくれる

ある程度プロジェクトの経験がある私ですが、参加者の中には、PM歴20年以上の大ベテランも参加されていて、「あーこの部分までみるのか」という気づきがありました。

例えば、今回のケースでは製薬会社が新興国での販路拡大を行うものだったのですが、新興国では法整備が整ってないのではないか、とか、その国のことをわかっているプロジェクトメンバーがいるだろうか、など、自分自身では考えないところを指摘されていました。

どうしてもこれまでの経験則や自分の当たり前を基準にして、リスクを判断したり、対策を取っていたなということを気づかされる、いい機会でした。

また、参加者の中には自分とは違う業界(例えば、建設、出版、製薬など)でプロジェクトマネージメントをやっている方が多く参加していました。業界によって、教科書的には「プロジェクト」であっても「プロジェクト」として取り扱わないものがあったり、体制が全く違ったり、そもそもこんなこと起きない!みたいな意見も聞けて、とても参考になりました。

プロジェクトマネジメントは、正解が1つではありません。

ワークショップでは、色んな見方でリスクを考えたり、対応策を考える機会を与えてもらい、まさにプロジェクトマネジメントの引き出しを増やしてくれました。

2. 自分や自分の組織のベンチマーキングに

今回、色んな人とショートケースをやってみて初めて、周りに比べて自分はどのぐらいプロジェクトマネジメントができているんだろうという疑問に少し答えが出ました。

結論、自分はプロジェクトマネージャーとして、案外きちんとできていそうです(笑)。上述するように、足りない部分ももちろんありましたが、基本はきちんと押さえられていたことが確認できてよかったです。

普段仕事しているなかでは、自分のプロジェクトマネジメント力は、あくまでも自分の会社や組織の中でしか測れなかったのですが、他の業界の方も含めて話すことで、自分のプロジェクトマネジメント力を客観的にみることができました。

自分自身は会社でもトレーナーの立場でもあるので、資格という以外にもベンチマークをする機会があるのは、とても有意義でした。

3. ショートケースからでも学ぶことは多い

よくプロジェクトは実際に回してみないと学べないという声もききますが、今回ショートケースをやってみて、これだけでも学ぶことはかなり多いと感じました。

もちろん初心者には難しいかもしれませんが、1つぐらいプロジェクトを経験した若手に、短時間でかなり効果的な方法なのではと思いました。一人でやるよりグループで意見を出し合い、お互い引き出しを大きくしていくことがポイントです。

私自身、会社でもトレーナーとしてトレーニングを行っている身なので、ぜひこの手法を取り入れていきたいなと思いました。

もし改善できるなら

いいことばかり書きましたが、もし改善できるなら、「時間が長すぎる」点に機会がありそうです。

合計3時間という時間はワーママにはちょっと辛いです。参加者も男性ばかりなのはそのせいなのかもしれないですね。
私はこの時ばかりは旦那さんに子供を見てもらっていましたが、子供はとても不満そうでした(ごめんね!)

難しいかもしれませんが、一部(例えば個人ワーク)を事前課題にするなどの工夫で、2時間ぐらいには短縮できるのではないかと思います。ワークショップの事後アンケートにも記載してみたので、今後改善するとうれしいですね。

おわりに

いかがだったでしょうか。

オンライン開催ですが、きちんとファシリテーターが進めてくださったおかげで、つつがなくディスカッションを進めることができ、とても有意義な時間でした。

コロナ禍前は現地にいかないと参加できなかったので、個人的にはオンライン開催をしてくれたことを大変うれしく思います。

そんなに価格も高くないので、プロジェクトマネジメントの実践力をつけたい方は、ぜひ実践ワークショップに参加してみてください。

日本支部のイベント・セミナー一覧はこちら☟
https://www.pmi-japan.org/event/

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!
スキとフォローしていただけると励みになります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?