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にしがきゆうこができるまで vol.9

大学卒業後、フリーターになった私。
友人を訪ねてオーストラリアを再訪しました。

初めての一人旅

当時、オーストラリアには、
・ホームステイで一緒だった年上の友人
・大学のサークルで一緒だった友人
が住んでいたため、
ホームステイ時のホストファミリーを含め
3ヶ所を訪ねることにしました。

元々、中学の時の経験から
単独行動が割と当たり前だった私は、
その時も友人と行くという
選択肢は自分の中にありませんでした。
(友人は新卒で働き始めたところで
誘っても誰も来てくれなかったでしょうけど…)

飛行機は、やっぱりトルコに行った時と同じ
マレーシア航空が安かったので、
乗り換えのついでにクアラルンプールで
ストップオーバーして少し滞在することに。

KLでは安宿に泊まったのですが、
まだドミトリーに泊まる勇気はなくて
コンクリの床にパイプベッドがあるだけの
個室に泊まりました。

宿のスタッフのマレー語なまりの英語が
なかなか聞き取れなくて
コミュニケーションに自信がなくなり、
リビングで談笑する宿泊者の輪に入っていけず、
オーストラリアに着く前からホームシックに。

寒々しい個室で、リビングから聞こえる
楽しそうな声を聞きながら泣いているという、
先行き不安なスタートとなりました。笑

大陸横断鉄道

オーストラリアでの目的地は、
友人のいるパース・アデレード・メルボルン、
それからエアーズロック。
パースINでシドニーOUTという
オープンジョーでチケットを手配しました。

パースで友人と会い、ホームシックは吹っ飛び、
フリーマントルという港町を楽しんだりした後、
インディアン・パシフィック(大陸横断鉄道)で
アデレードまで2泊3日の移動。

バックパックを担いだ貧乏旅行だったので、
寝台車ではなく、普通車の利用でしたが、
隣の座席に誰もいなかったので
ゆったり過ごすことができました。

車窓から果てしなく続く地平線を眺めたい!
と思っての利用でしたが、
地平線に感動したのも一瞬。
変わり映えのしない景色に飽きてしまい、
同じ車両に乗っていた日本人とお喋りしたり、
1日に何度も無駄にシャワーを浴びたりして、
なんとか退屈しのぎをしてしました。

実は、パース=アデレード間は、
夜行バスだと1泊2日の距離。
そこをゆっくりと2泊かける訳です。
(途中の街で数時間停車したり…)

まぁ、いい経験ではありましたが、
もう1回乗りたいとは思わないです。笑

現地ツアーでの体験

ホストファミリーの元で数日過ごした後、
今度は夜行バスでアリススプリングスへ。

アデレード=アリススプリングス間も
ザ・ガンという鉄道があるのですが、
週に1〜2便でタイミングが合わず、
今回は夜行バスを選びました。

夜行バスと言っても距離が距離なので、
約丸一日かかります(汗)
最初乗り込むと、隣が大きなおじさんで、
これで丸一日はキツイなぁと思ったのですが、
幸いおじさんは割とすぐに途中の町で下車し、
またゆっくりと過ごすことができました。

アリススプリングスで、現地ツアーに参加。
バスでエアーズロック周辺を周り、
エアーズロックリゾート呼ばれる宿泊地や
アウトバックでのテント泊をするツアーです。

参加者の多くがヨーロッパからの旅行者、
アジア人は私と香港人の女の子くらいで、
香港人はもちろん英語ができるし、
ヨーロッパ人もみんな英語が喋れて、
私だけがなかなか会話に入れませんでした。

この時に感じたこと。
「英語ができないと世界で友だちが作れない!」
これが翌年の語学留学へとつながりました。

友人を訪ねてファームステイ

ツアー解散後はアリススプリングスから
メルボルンまで飛行機で移動し、
現地で見つけた良い感じの宿を1週間契約。

大きな荷物はその部屋に置いて、
メルボルンから電車とバスを乗り継ぎ、
友人のいる小さな町を訪ねました。

友人は、羊やアルパカを飼い、
その毛で毛糸や毛糸製品を作っているところに
ファームステイして、地元の小学校で
日本語の先生をしていました。

本当に、隣の家がどこにあるのか
わからないくらい広々とした敷地。
友人を訪ねる、という形だったからこそ、
できた貴重な経験でした。

移動は大変だったけど、
車窓の景色に変化があったので
インディアンパシフィックより楽しかった!

この旅行の後…

この1ヶ月の旅行を通して、
「1人で海外旅行ができる、現地で宿が探せる」
という自信をつけたものの、
一方で「もっと英語が喋れるようになりたい」
という思いも強くなりました。

なので、帰国後しばらくして母親に相談した結果、
語学留学させてもらうことに。

最初はオーストラリアで考えていましたが、
母にアメリカへいくことを勧められました。

アメリカと言えば銃のイメージがあり、
あまり気が進みませんでしたが、
「違う国も見た方がいい」と言われ、
確かにそれはそうかも、
実際に行ってみないとわからない、
と思ってアメリカへ行くことに。


ということで次回は、アメリカ留学について
書きたいと思います。

まだまだ終わる気配のない、
「にしがきゆうこができるまで」ですが
気が向けばまたお付き合いください。

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