臨床心理士なるみの『ブリーフセラピーびいき』第3回
朝夕にはもう夏の終わりの気配が。うっすらと待ち遠しい秋が忍び寄ってきました。今回も引き続き、ブリーフセラピーに見た希望の光についてお話ししていきたいと思います。どうぞおつきあいください。
「原因探しをしない」というカルチャーショック
大学院時代、自分が学んでいたセラピー理論に疑問を抱き、臨床心理学そのものに思い悩んだ時に偶然出会ったブリーフセラピー。最大のカルチャーショックといえば、ブリーフセラピーも家族療法も、クライエントが語る症状や問題について「誰か」や「何か」に原