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2022年3月21日春分(宇宙元旦)、この先一年を読む

 2022年3月21日、春分を迎えました。春分は、「昼の長さと夜の長さが等しくなる日」などと言われますが、星読み的には「太陽が(12星座トップバッター)牡羊座に入る日」、「宇宙元旦」なんて呼ばれることも。

 そして、その瞬間のホロスコープを「春分図」と呼びます。

 春分図からは、そこから一年の世の中の動きや雰囲気を読み解くことができる(※1)と言われています。今年の春分図から何が読み解けるでしょうか、星から読み解いていきたいと思います。


1.  一年のテーマ

 以下が2022年春分図。

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 2022年のテーマは、アセンダント(上記ではAC)の位置で読みます。アセンダントは、射手座23度(数え度数24度)。これは、サビアンシンボル(※2)では、「家のドアに止まっている青い鳥」。

 また射手座の「適応力」「柔軟性」を活かした度数とも言われています。

 「幸せの青い鳥はいつも自分の側にいる」、しかもそれは当たり前のように感じている出来事に目を向けて!というだけでなく、一見自分の幸せに繋がらなそうな事柄、意見も柔軟に取り入れていくことで、幸せの青い鳥は訪れる、そんなことを意味しています。

 昨今の感染症拡大、世界情勢に伴い、私たちはますます身近な小さな幸せの有り難みを噛み締め、さらには柔軟に異質と思える他者の価値観を受け入れることで、その幸せの入り口をどんどん広げていけるはず、と示唆されているのかもしれません。

2.  特徴的な星の配置

 今回の春分図で特徴的なのは、ホロスコープ上の下半分、しかも2ハウス、3ハウスに天体が密集している点。そして、月だけがポツンと離れたところに位置している点。

 前者は、「財政、金融機関」などを表す2ハウスと、「教育、交通、通信、メディア」などを表す3ハウスに多くの天体が密集していることから、この一年、良くも悪くも、これらの分野に関する話題が増えると言えるかもしれません。

 また、後者は、「国民」を意味する月が一見ポツンとして見えますが、「国家」を意味する太陽とは「調整、改良」の角度、「破壊」を意味する冥王星とは「葛藤」の角度をとっています。

 例えば感染症拡大対策などにあたって、国と国民の間に軋轢が多少生じるかもしれませんが、そこからある種の奇跡的状況が生じやすく、不可能に思えることに挑戦しながら何かを待っている、というような配置と言えます。(※3)

3.  この一年で向かうところ

 この一年で向かうところは、MCで読みます。今回の春分図では、MCは天秤座12度(数え度数13度)。サビアンシンボルでは、「シャボン玉を膨らませている子供たち」。

 子供たちのように、邪念のない、純な魅力、無邪気さでその場の空気、世界を浄化、調和していくことを意味します。

4.  さいごに・・・

 まだまだ「軋轢」や「葛藤」といったワードが飛び交いそうな一年。でも、柔軟に他者の価値観も受け入れて幸せの青い鳥を見つけた先に、子どものような無邪気さで浄化された世界が待っている。

 そんな2022年であるといいな、と思います。

 多くの人にとって、素敵な一年になりますように!


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(※1)春分図からはその年の一年を、夏至図からは夏至~秋分、秋分図からは秋分~冬至、冬至図からは冬至~次の春分までの、世の中の動き・雰囲気を読み解きます。

(※2)サビアンシンボルの説明は割愛し、下記サイトをご紹介します。

(※3)鏡リュウジ先生が、「調整、改良」の角度150度の星の配置を、「星の力がきしみながら融合する」ととても素敵に表現されていたので、その表現から解釈しています。

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