インドのマラソンに初参加
今日はチェンナイでマラソンを走ってきた。
インドの気候にまだ慣れていない&ハーフマラソンを最後に走ったのが5年以上前である。
さらに少し前に膝を痛めていたので、リハビリもかねて、最悪歩いてもゴールできる10キロのショートコースでエントリーした。
今回参加したのは、Hexaware Dream Runners Half Marathon というマラソン大会。
参加費はひとり1350ルピー
前日にゼッケンなど参加に必要なものをもらうため、受付会場にIDを持って受付をする。
我々は外国人なのでパスポートが必要であった。
受付番号とパスポートを見せて、ゼッケンをもらう。
ゼッケンの他に、バッグ、マラソンTシャツ、マンゴージュース、プロテインなどが配布される。
受付会場内は大勢の人で熱気がすごい。
正直、年中蒸し暑いチェンナイでマラソン人口がこんなにたくさんいるのは驚きであった。
今回一緒に参加したインド人たち曰く、マラソンはインド人に人気のスポーツだという。
インドで一番大きいマラソン大会はムンバイで開催されているそうだ。
全く知らなかったのだが、ムンバイマラソンはアジア最大級の国際マラソン大会で、賞金額も高額なため招待選手も多いらしい。
いろいろな催しがなされており、無料でコーヒーが配られていた。
さて、当日は4時おきである。
日の出とともに気温が上がるので、基本的に暑い国のマラソンのスタートは4−5時台が多い。
我々は10キロのレースだったので、5時半スタート。(ハーフは4時半スタート)
駐車スペースが混むから早めにいった方がいいよとアドバイスされた。
朝起きると、前日に雨が降ったためかとても涼しかった。
携帯を見ると、26℃
これならいけるという気がした。
スタート地点では、太鼓を叩くミュージックチームや、タイムキーパーの旗を背中にくくりつけたスタッフたちが場を盛り上げていた。
爆音で音楽が流れ、姿は見えなかったが DJ のような人が先頭の方でひたすら喋り続け、クラブイベントのようだった。
普段よりは涼しいといってもここは南インド。
湿度も高く、日本の冬にしかマラソン経験がない私にとってはかなり体力を消耗する。
参考までに、マップを載せておく。
給水所が4箇所あり、2番目と4番目の給水所では、カットしたバナナ、オレンジ、スイカ、ライム(塩が一緒に置いてある)がサーブされる。
これは大変ありがたく、とくに最後の給水所で塩をライムにつけて一緒に摂取するとHPがかなり回復して、暑さの中で走ることになれていない自分にとっては天の救いであった。
車が通行止めの状態で走れるところもあり、普段は車で通り過ぎることしかなかったチェンナイの街並みや店などを眺めながら走ることができた。
大きな通りの歩道を走る時は、車の騒音と排気ガスで正直いい気分はしなかったが、一本道が変わると閑静な住宅街に入り景色が一変する。
10キロのルートでチェンナイのいろんな景色が見て楽しめた。
途中、暑さと足のだるさで歩いてしまった時間があったのでタイムは振るわなかったが、無事ゴールできた。
一番懸念していたのは熱中症だったが、ダウンしないで走りきれたので、自分としては大満足であった。
ゴール地点付近はものすごい人だかり。
少し進むと長蛇の列ができており、前の人に聞くとメダルをもらうための列だとのこと。
さらに奥にいくとイベント会場があり、ここではアイスや朝ごはんがもらえる。
何も食べずに走ったので、Tiffin をもらって立ったままむさぼった。
インドでマラソンを始めて走った感想
・早朝だと、思ったより涼しい。
・熱中症対策、タイムレコーダーなど、意外とすごくちゃんとしている。
・交通整備に警察やスタッフがすごく気をつかっている
・列をつくってきちんと並んでいる(割り込みがない)
・会場で、ゴミがちゃんとゴミ箱に捨てられている。
・ナチュラルに盛り上がる。
チェンナイでも頻回にマラソン大会は開催されているようなので、心肺機能を整えてまた参加したいなあと思った。
やはり走った後の爽快感は最高である。
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