Live zero HK


香港に、Live zero というお店がある。どんなお店かは私が説明するよりも検索して調べてもらえたらひと目でご理解頂けるかなと思う。

もともとは環境問題への意識が高い長女が教えてくれたのだけれど、私も虜になっていて、ここに行くといつも良い刺激をもらい、視野が広がる。

今日は、コンディショナーの補充目当てで行ってきた。
必要な分だけ量り売りで購入できる仕組みになっていて、
ポンプを押したり、計量したり、
購入するまでの手を動かすプロセスは、子どもにとっても楽しい。ジェリービーンズや豆菓子、グミ、クッキーもあるしね。

持参したコンテナに詰めてもよし、お店で紙袋や新品の瓶、又はユーズド瓶を購入することもできる。


香港ではスーパーマーケットももちろんあるけれど、市場が市民の生活に欠かせない場所として根強く残る。そこでは基本量り売り。

日本にも青空マーケットの類はあるようだけれど、週末だけのオープンだったり、車がないと不便な場所で開催されていたり、毎日の生活に溶け込んでいる程ではない。
もっと気軽に行ける場所で、新鮮な野菜が量り売りされていればいいのに、と思う。

日本の一人〜二人暮らしの人が料理しない理由の一つに、
食材を買っても使い切れずに無駄にしてしまう、結局出来合いのものを買った方が安くつく、というのはよく聞く話。
この問題も、量り売りで解決できる。

時代を遡れば、世界中どこを見ても量り売りだったわけで、効率を追い求めた結果が今のスーパーマーケット。買い物方法を古き良き時代に戻すというのも大いにありなんでは、と思わされる。



世界的に見ても、環境と経済が両立できる社会へ一歩ずつ進んでいる、と言われているけれど、私のような個人レベルでも、多少の時間やお金、手間がかかっても、良いものを作ったり用意してくれている企業やお店を応援したい気持ちが日に日に強くなっている。

これからの時代、お客さん自身に手を動かしてもらうことを躊躇う必要などもうなくて、大事なのは、お客さんに喜んで動いてもらう仕組み作りであったり、お客さん同士が、より良い未来のために良い事をしているという仲間的感覚を感じられるようなコミュニティ作り。

このお店を出る時、いつも自分を駆り立てられるような感覚になる。先はまだ見えてこないのだけれど、このお店の形は、自分が動いていくべき方向性を導いてくれてるような気がしてならない。

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