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ファシリテーターの場を見る視点、スキルを学ぶマガジン

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ファシリテーター向けに書いた記事をまとめています。 私が普段、対話の場をひらく時に見ている視点、考えていること、スキルアップのためにしていることなどを書いています。 ワークショッ… もっと読む
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#コラム

私が考える、ファシリテーターに向く人、向かない人

今日は、「どんな人がファシリテーターに向いていると思う?」ということについて書いてみます。以前Twitterでも発信したのですが、こんな記事を見つけました。 記事によると、日本ファシリテーション協会に所属している人は、学級委員長の経験者が他の組織より多いとのこと。面白いですね。 記事の中には、 ホームルームがうまく進められなかったトラウマなのか、仕切り屋さんが多いのか、はたまた損な役回りを引き受ける奇特な人たちなのか……。 と書かれていますが、皆の話し合いを進

自分の願いから場をひらく人、 誰かの痛みから場をひらく人

対話の場や何かのワークショップを開く人は自分の願いから始めている人と、他人の痛みから始めている人がいると思う。 「自分の願いから始める」とは、自分の気持ち一番最初に扱うこと。例えば、わたしが主催している「死の対話」でいうと、わたしの経験と気持ちを最初に扱い、そこから始めるということです。 わたしは24歳の頃に父親が亡くなっており、同世代の人よりは早い段階で、死に向き合う体験がありました。 そこから、父との関係を見直したり、「終わりがある」今を大切に生きる人生になった