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ファシリテーターの場を見る視点、スキルを学ぶマガジン

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ファシリテーター向けに書いた記事をまとめています。 私が普段、対話の場をひらく時に見ている視点、考えていること、スキルアップのためにしていることなどを書いています。 ワークショッ… もっと読む
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#イベントの作り方

初心者とプロの差はどこにある? 優秀なファシリテーターの場こそ、たくさんの「意図」が込められている

今回もファシリテーター向けの記事です。自分でイベント・ワークショップ・セミナーなど場づくりをしたい方向け。 ワークショップなどを主催する経験が浅い段階で、一番やりがちなことって何でしょうか?それは「学んだ手法をそのまま、とりあえずやってしまう」です。人って学んだことは、どこかで試したくなってしまいますよね? なので、自分が参加者として参加した場で行われていた「面白そうな手法」があると、そのまま試してしまったり。 もちろん、アレコレ考えて何もできないよりは、「えいっ!」とや

あなたの主催する場は "話しやすい" ? 場の安全性を高める守秘義務を設計する

今回も、ファシリテーター向けの記事。私のように対話の場を開く人向けの記事なので、自分で何か場を開く人はぜひ読んでみてください。 私は自分が主催する場は、死や女性性、深い内省を意図した場を開くことが多いため、意識的に守秘義務の設計をすることがあり、どんな点を意識しているかを書いてみようと思います。(なので、あまり守秘義務の必要ない場を開く人には役立ちません。) 守秘義務は必要か?そもそも対話の場に守秘義務は必要でしょうか。場を設計するときに「どの程度の守秘義務を取り入れる

話し合いに影響するのは何ですか? 繊細で優しいあなたがファシリテーターに向く理由

今回は、ファシリテーター向けの記事。ファシリテーターになるには何を意識したら良いの?という方、ぜひお読みください。 そもそもファシリテーションって何?って思いません? 私は昔、そう思ってましたよ。カッコつけて横文字使うなと…。 ファシリテーションとは、ファシリテーターの数だけ定義があると言っても過言じゃないくらい、定義が様々な言葉だと思います。でも私なりの定義を言葉にすると、話し合いを簡単にする人、物事を進めやすくする人、より本質に近づきやすくする支援をする人かな。

対話の場は "心理的契約" を意識せよ。私が主催イベントが満席になっても決して増員しない理由

今回は、イベントなどを主催する方向けで特に「対話」の場を開く方向けの記事。( 私が自分で主催するイベントは基本的に対話のイベントです。) 対話とは、私の言葉で表現すると自分にとって大切なことを言葉にし、相手にとって大切なことも聴くこと。頭で考えたことではなく、心で感じたことを聞き合うこと。 そして言葉を交わすことで何か解を得ることを目指すのではなく、何かが生まれたらいいなぁとちょっとだけ意図するプロセスのこと。 なので、対話の場を開くときにはいかに「安心感・信頼感が高い場