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厄年のネックレス

(9年前のボツ記事より)

来月2日は、娘の18歳の誕生日。
厄年である今年のプレゼントは、ネックレスにしようと以前から決めていた。

何故なら、厄年に身につける長い物を贈ると良い、と聞いたことがあるから。
女性には、帯やネックレス、スカーフ。男性には、ネクタイやベルトを贈るのが良いそうだ。

受験生の娘は、一緒に選びに行く時間がとれず、ネックレス選びは私に一任された。
久しぶりに足を踏み入れたジュエリーコーナーには、きらびやかなアクセサリーたちが光を放ち、しばし目を見張った。

長く使えるシンプルなデザインで、手入れのしやすい素材、我が家のお財布に見合った物を探していると、店員さんがショーケースから1本のネックレスを取り出してくれた。それは、キー(鍵)の形に小さなダイヤが付いた7Kのネックレス。

「キーには、新しい扉を開ける鍵、という意味があって、新しいことを始める時にはとても縁起がいいんですよ。7Kは、当店ではラッキーセブンゴールドと呼んでいます」。

今、まさに「大学生活」という新しい扉を開けようとしている娘。それにラッキーセブンなんて、入試の御守りにもなりそうだ。迷わずそのネックレスに決定。娘は喜んでくれるかな。これからの人生、何か新しいことを始める時には、このネックレスが彼女の背中を押してくれそうな気がする。

娘の輝かしい未来に、大きな幸せが待っていますように。

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時は流れ…
娘は、再来月27歳になります。
そういえば、ここ数年、このネックレス付けてるところ見たことないなぁ。。。

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