2024/10/5 罵りと渇望
私とあなたの間では
私から電話した事は
一度も無かったけど
最後にあなたの口から
別れを聞きたくて
電話をした。
あなたは電話に出てくれなかった。
留守電も入れたけどスルーされた。
あなたの都合あると思う
私の知らない事あると思う
事情、状況、考え、
色々あるよ。
でも、力を振り絞って
かけた私の想いは
留守電に無かったですか?
諦めきれず苦しんだ末に
かけた電話でした。
それは迷惑で厄介だった?
相手と向き合わない事が
あなたの優しさ、それとも誓い?
初めてあなたと別れて
良かったと思いました。
私ね、ちゃんと向き合わない
姿勢って一番嫌い。
人って誰だって
間違ったりするよ、でもさ、
問題ってその後じゃない?
あなたはこの別れ方に
ついて私には特にきちんと
向き合わずに濁すような形
だったよね、私も流して
しまったのが良くなかった。
今回諦めきれずに電話を
して良かったと思う。
どんな形でも向き合わなかった。
その事実が残ったから。
それが今の私には必要なんだ。
出会いも時を選ばない
別れもそれは同じだね。
さよなら、愛しい人。
ひとつ、ひとつ、執着を手放す。
あなたを過去にする。
もう笑い合う事も手を取り合う事も
無い、あなたの瞳の中に映る事も無い。
それでもあなたの中で
私は存在しているでしょ。
朝、起きてコーヒーを入れた時、
お昼にふとスマホを眺めた時、
帰り際の家までの帰り道、
寝落ちするまでの間、
あなたを虜にした言葉の数々は
今も消えていないでしょ。
ねぇ忘れようとする事
過去にする事
あなたも苦しいでしょ、
ねぇそう言ってよ。
目をつぶると
あなたに会えた嬉しさで
溶けそうな自分を
いつでも思い出せる。
最後に会えた日の
あなたのあの時の精一杯の
一途な想いはさ、
本当にキラキラしてて
素敵だったよ、忘れない。
もう少しだけ、あと少しだけ
自己中な望みとして夢を
見ていたかった。
今の私は後ろ向きで腐っていて
全てを諦めて暗い穴でじっと
息をひそめているんだ。
明るく笑う事も人と
コミュニケーションを取る事も
全てが本当は嫌で避けたい事なんだ。
生きてきた中で何度かある
堕ちてる時間。
またいつか前を向くから
今はひたすら堕落して
堕ちていく事に専念して
いたいんだ。
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