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「緊急でないけど重要なこと」を大切にするために書くマガジン。
私が初めてnoteのアカウントを作ったのは、留学生活も終盤に差し掛かった頃だった。
それまでもアメブロやら、エキサイトブログやらに日記を書き殴ってきたが、SNSで見かけて気になっていたnoteという媒体を使ってみたくなって、特に用途を明確にせず気軽な気持ちで始めた。
noteは文字の色を変えたりデザインをいじったりする余地がなく、本当に「ただ文章を書くこと」に集中しやすい環境であることがとても気に入っていた。
でもそれ以上に、本来であれば記事をマガジンごとに整理したり、有料の設定をうまく使ったり、ハッシュタグを使って他のユーザーと交流したりと、それまでのブログサービスとは全く違うプラットフォームであるという利点を十分に踏まえた上でコンテンツを作っていくのが望ましかったのだろうと思う。
それはそれで、また新しくマガジンを作ったり、これまでに書いた記事を整理したり工夫すればいい話なんだけど、なんかもう「ごっちゃごちゃになってるのを試行錯誤して"それなり"にするくらいなら、もうゼロからきれいに作りたい!!」という偏った美意識(?)のせいでいつまでもすっきりしないので、意を決してこのアカウントを作成するに至った。
要は、「テーマを決めた発信をしたい」のだ。
そして私が発信をしたいテーマとは、今一番楽しいと思っている「自分の仕事」について。
だから、「スポーツ看護師」という切り口で記事を書いていくためのアカウントにした。
日々の生活全てが、あらゆる仕事に生きている。
だから本当にただただ自己満足なだけの記事はここには書かないようにしているのだが、スポーツ看護師に直接的に関連するテーマでない日常の体験が、思考が、出会いが、全部私という人間の"オン"のときのパフォーマンスに影響を与えていると感じる。
だから、有料マガジンに入れるほどではないけど文章に残しておきたいような記事を書くために、この『JOURNAL』というマガジンを作ることにした。
私はアナログでもノートを書くのが好きだ。
よかったことやこれからやりたいと思っていること、記録しておきたいことなどをRollbahnのポケット付きメモにちょこちょこ書くようにしている。ページがなくなったら同じサイズで違う色のRollbahnを買う。
これを大学2年くらいから細々と続けていて、留学中はあんまり書いてなかったけど、実家にあるぶんも合わせて7〜8冊くらいになっているはずだ。
そういう、日々のささいなことの積み重ねが人生を作っていき、人間としての深みや味わいにつながっていくように思うので、自分の記憶だけをあてにするのではなく、できるだけどんな日々を生きたのかの記録を残したいと思っている。
自分にとって重要なことにフォーカスする。
3月に病棟看護師として仕事をするのを辞めて、コロナで数ヶ月自宅周辺に引きこもって、夏にクリニックに転職して、もうすぐ2020年が終わる。
地味だったけど、3〜4ヶ月ごとに生活ががらっと変わって過去の自分が目指していた人生に大きく近づいたと実感するような1年だった(まだ終わってないけど笑)。
自分にとってあまり重要でないことをなるべく削ぎ落とし、より大切にしたいことに頭と時間とエネルギーを割けるようになってきたと感じる。
心から好きなこと、いいと思うこと、重要なことを、ちゃんと大切にしながら生活する、というのは、20代前半のときよりも年齢を重ねた今の方が格段にうまくなっていると思う。たぶん、多くの人がそう感じて暮らしているのではないだろうか。
大事なことも、慌ただしい日常の中ではどんどん流され、あっという間に記憶のかなたに忘れ去られてしまう。
そうならないためのひとつの手段として、文章を書くのが私はとても好き。
すごく文才があるわけではないけど、日頃から頭の中にあることを文章化することに慣れていると、仕事で役立つことも実は多かったりする。
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