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小説『ZEROISM』第二部

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主人公の外川が、大人になった純菜と結婚し、警視庁公安一課の元警察官、杉浦とその新妻南美と四人で、巨悪組織ZEROISMと戦う第二部。
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#虐め

『ZEROISM』12

『ZEROISM』12

「嗤う加害者」

【これまでのあらすじ】警視庁外事四課の天才児、外川数史は、唯一の趣味である読書を休日の日に、カフェ『菜の花』で楽しんでいた。その店の娘、棚橋純菜当時中学一年生が、登校拒否をしながら、外川の本をこっそりと一緒に読み、やがて彼に初恋をする。外川の上司、森長の息子が発達障害にさせられて就職が困難になったことで、彼は独自に人権問題を調べ始めた。純菜も同様に発達障害の疑いがあり、森長が、「

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