架空日記 2020/04/27

優しすぎるきみのことを見ていると、時々心配になる。その天使のような真っ白の羽は、飛ぶのには、重すぎやしないかい?周りのみんなは、きみのその真っ白い大きな羽を見て、きみの美しさにうっとりとしている。きみのことを手に入れて、あたかもその羽を自分のものであるかのように振る舞いたいんだ。ぼくは、きみからその羽がなくなったって、きみのことを大切にできる自信があるよ。でもやっぱりたまに思う、きみのようになりたいって。きみの涙は土を潤して生命を与える、きみの笑顔は花を咲かせて蝶を呼び寄せる、きみの羽は真っ白でどこまでも飛べる、僕は今日も歩いた、きみは今日も笑った

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