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トルコ旅行🇹🇷の話
プロローグ。“旅は逃避だ。でも結構役に立つ。“
世の中にはアンサーソングというのがありますよね。返歌、です。
8月にトルコ旅行に行きました。久々の海外旅行は私にとって必要なものだったと思います。帰国後、旅を共にした友人がトルコ旅行のnoteを書いていました。なるほど、文字にするともっかい楽しいのかよ。というわけで、これはアンサーnoteです。
トルコ旅行、アナザーサイドを書きました。
久々の海外旅行。海外旅行でしか得られない成分が絶対にある。
「海外に行きたいけど、行くのが怖い。」そんな言葉を聞いたら「一緒に行こう」以外の答えを持ち合わせていなかった。
“楽しい“ことを一緒にやりたい。“心が動く瞬間“を共にしたい。
そんな風にこれまでもこれからも生きていく。きっと。
日程と行き先は決まった。さて、ほんとは旅のしおりとか作りたい…!
計画よりも企画が好きで、もっとわくわくできるでしょ、と思う私の気持ちとは裏腹に、この時の私はただ本当に何もする気が起こらなかったので、早々に断念した。
でも、だから、旅をしないとダメだった。それはもう切実に。
1日目。とにかく出発。まだまだ飛行機。
飛行機とホテルだけは取った。あとは行ってからやりたいことをやればいい。
私はとにかく海外旅行を欲していた。異国の空気を吸いたい。
この数年の行きたい場所に行けないフラストレーション、閉塞感を解消したかった。
というわけで、搭乗、飛行機は好き。
やれることが限られていることで読書が捗る。睡眠もたっぷり取れる。
体力?がわりとあるので、長時間移動は平気なんだけれど、これは自分だけだな、と再認識した。長時間の移動って疲れるし暇だよね。でも、私はすぐ寝ちゃう。ごめん…笑
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トランジットで時間があったので、マレーシアに少しだけ立ち寄る。マレーシアに降り立つのは6度目なのに、クアラルンプールに行ったことがない。不思議な縁のある国だ。ここで私は知人とニアミスしてたらしい。世界は狭い。
まだ目的地に到着していないのに、見るもの感じるもの全てに、隣でビビって驚いてる。入国審査って怖いよね。あれ、1人になるもんね。そういうのを見てるのも楽しい。笑
そりゃ、そんなに気持ちが動いてたら疲れるし、飛行機でも寝れんよな。
隣で、飛び立つ飛行機に祈りを捧げているのを見て、自分もこっそり祈ってみたりした。機長、我々をよろしくお願いします。
しかしまあ、それでも襲ってくる眠気。笑 すまん。
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2日目。やっと到着。イスタンブール。
思ったより早くホテルに着いた。
ご飯屋さんのお兄ちゃんに陽気に声をかけられる。海外旅行でしか得れない成分だこれは。そっちは混んでるから俺の店に来いよ的なのを無視して、おすすめの観光スポットを聞いたら、快く教えてくれた。いい人。
でまあ、そこそこ早めにそこそこ楽しいスポットに行けた。メデューサがいた。
メデューサってのはあのなんか怖いやつだよな。違うな、それサロメだわ。ゴルゴン3姉妹のやつだよね。ONE PIECEのやつだ。そんなことを考えてた。
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外に出たらまた陽気なおじさんがいて、例の如くおすすめの観光スポットを聞いた。冴えないお兄ちゃんがやってきてしまった。なんか違うな。
まあ面白いかなと思って着いてってみたんだけど、隣を歩く友人はビビり倒して、今にも逃げ出しそう。反省!反省!
おすすめされたスポットも微妙だったし、解散!解散!
というわけで、ブルーモスクへ
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ごはんも美味しかった。美味しいものと美しいものは私と私の世界を救ってくれる。
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3日目。旅ってぶらぶらすることだよね。
この日は朝から散歩しました。昨日、めちゃくちゃ並んでいたトプカプ宮殿に朝から行こうと思ったんだけど、開いてなかった。入り口が違うのかなーと思ってぐるっと一周しました。めちゃくちゃ歩いた。結局、この日トプカプ宮殿は定休日だった。海沿いをダラダラと歩く。公園で一休みする。とりとめもなく話したり話さなかったりする。
良い時間だったなと思ってたりする。
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仕方ないので、トルコアイスを食べて、バザールへ。
バザールを渡り歩くのは、宝探しみたいだ。それにしても、毎食ご飯が美味しい。いろんなご飯が食べられるのが旅の醍醐味だよね。
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4日目。カッパドキアに行けないってほんと?
そして、カッパドキア空港へ。
空港に着いたら、チェックインができず、オーバーブッキングで乗れないと言われてしまう。次の便は明日の朝だってさ。
いやいやいや、待て待て待て。明日の朝は嫌だし、なんとか乗せてくれ。
帰らされる地元の人たち。待たされる私たち。
この辺りから、謎の自信が生まれていた。これ、なんやかや行けるんじゃね?
空港のお姉さんは安心しろ的なこと言ってる、たぶん。
ラストコールをかけるお兄ちゃんはこっちを気に掛けてる、気がする。
同じ状況のちびっ子達のまっすぐな目が視界に入る、譲っちゃいそう、、、。
というわけで、キャンセルした人たちのおかげで、なんだかんだ乗れた。
ちびっ子たちがわくわく顔でこっちを見てる。良かったな!
ちなみに、ここでも素敵なお兄ちゃんと出会って、困ったらいつでも連絡しろよとWhatsAppの番号教えてくれた。無事に着いたよ。ありがとうね。
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この日は馬に乗った。サンセットウマ。
馬は人間の気持ちがわかると聞いたから、心を通わせようとしてみた。
途中で「私って馬に乗るのうまいんじゃない?」と思ってた。多分、みんな思ってたな。
名前は覚えられんかったけど、楽しい時間を一緒に過ごせたと思っている。連れて行ってくれてありがとうな。
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5日目。小さな街カッパドキアに浮かぶ気球
洞窟ホテルに泊まった。朝。テラスから気球が飛び立つのを眺める。
朝は少し肌寒くて、空気が澄んでいる気がした。なんだかカッパドキアに来てから空を眺めることが多いな。
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道中で出会った日本人旅行者のお父さんは、「こんなに小さな街だと思ってなかった」って言ってました。
そうか。まあたしかに小さい。自然のほうが人間より強いと思い出させてくれる街だ。だからってわけじゃないけど、岩の近く。歩けるところまで歩いてみた。
歩き疲れていたら、木陰で休んでいるおばあさんに出会って、少しの間、一緒に一休みした。トルコ語はわからなかったけれど、心配してくれてた気がする。ありがとう。
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6日目。旅の途中で思い出した自分。そしてエピローグ。
そろそろ、帰る時間だ。
旅で自分は見つからない。でも自分がどうだったかを思い出すことがある。
私はこれが好きだったなとか、こんな自分が好きだったよな、とか。
現実から少し離れて、好きなことに心が動く。いつもより少しだけ自分に矢印が向く。
旅は現実からの逃避なのかもしれないけれど、それでも世界にはたくさんの場所があって人がいるという記憶が、美味しいものと美しいものに心が動いた事実が、私の人生を豊かにしてくれるんだと思う。
旅は逃避だ。でも、結構役に立つ。
一緒に旅をしてくれてありがとう。
さて、これで終わり。次はどこに行こうかな。
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