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インド旅行の話🇮🇳(前編)

さてさて。インド旅行のお話をします。
それでは、聞いてください。ふしぎの国 INDIAのお話。

プロローグ YOUは何しにINDIAへ?

転職をすることにしました。一番、頭を悩ませたのは、どこに旅行に行くかだったかもしれない。1ヶ月のまとまった休みが取れることはそう多くない。だから、今までに行ったことのない場所に、見たことのない景色に出会いに行きたい。

「海外旅行が好き」と話すと、高確率で出現する謎のボーナスステージ。
「インドには行ったことある?」の質問もそろそろクリアできるようになりたい。

いつだって、旅に惹かれて旅が始まる。

わくわくを最大限にするために出発前にインド映画を。
初めてのボリウッドを観ようと色々探したんだけれど、結局『LION 25年目のただいま』を観ました。めちゃくちゃ良かった…また帰国してからボリウッドも観ようね。

かわいい飛行機

1日目 飛行機の民度について考える

旅のスタートは飛行機から。

いつもは小説を持っていくのですが、今回は荷物を減らしたくて、やむ無くkindleに。
kindleだと旅の雰囲気が出ないし、小説の世界は本の匂いと共に味わいたい。ただ残念なことに本より服の方が必要だった。背に腹は変えられない。

だけど、だからこそ、生きることに直接関わらない文化ってめちゃくちゃおしゃれで大切にしたいよね。

とにかく、kindleにダウンロードした『深夜特急3』を飛行機の中で読んでました。

往年の旅のバイブル深夜特急の3巻はネパールとインドのお話です。そこには1970年代頃の旅とインドが、そして人々が描かれている。

旅の始まりとしては最高の滑り出しだ。

トランジットを経て、インドへ渡る飛行機は旅行客らしき人は少なかったように思う。
しばらくして、ふと。なんかずっとほんのりうるさくない?って気づいた。
あれ、飛行機ってこんな感じだっけ?
誰も騒いでない。ただ普通に話している。ほとんどみんなが。なんてこった。

かたや斜め前に座っていた旅行中であろうファミリーのパパはずっと緊急時の説明書を読んでいました。あの両面テラテラの紙を何度も何度も取り出しては読み込んでいて、ちびっ子達を守るぞという気概、かっこよくてなんとなく眺めてた。

無事に楽しい旅を終えていてほしいな。

よく見るあれ!

まだまだ1日目 到着と洗礼がじわじわと

インドに到着。空港で「ATM使えなくね?」と欧米系お兄さんと顔を見合わせ呆れ顔をしたりしながら、無事にホテルまで。(お兄さんは優しくてこっちのATMなら使えるよ!と教えてくれたりもした)

ホテルに到着後、謎の待ち時間。(これ本当に謎だった!!)
ツインルームじゃんラッキーと思ったのも束の間、片方のベッドは誰かが使ったかのような形跡が…。
時刻は既に0時を回っている
もうほんとに疲れているし、寝て起きたら出発なので我慢できる範囲か?と逡巡しつつ、とりあえずキレイな方のベッドに寝転んでホテルの口コミを見てた。笑

しばらくするとスタッフがぞろぞろと部屋にやってきて、部屋は快適か?と聞く。
いや、心当たりあんのかい。笑(ここで気づく。あの謎の長すぎる待ち時間は前の客を追い出して清掃するためだったのか!!できてないけどな!!)

部屋を見せると、おいおいちゃんと掃除しろよ、的な舌打ちをしてた。
やってきたスタッフはみんな、部屋の状況に呆れ顔で、あなたはもちろんスイートにチェンジできるぜって言われた。たぶん。
誰も謝ったり、悪かった、って素振りを見せないのも面白くもあった。

インドって怖いイメージがあって、少し身構えてたんだけど、ここからはなんとなく、良いやつがたくさんいるってわかってきて、普通のことを普通に気をつけてたらいいのかと思ったりした。

アーティスティックなホテル。かわいかったやつ

2日目 キングの住む街🌇ゴールデンシティ

今日も朝から飛行機。デリーからジャイサルメールへ。
(今回の旅は私の行きたいところ希望に沿って、インド北部を左から右に横断する形式で進む、移動が多めの旅です。)

飛行機の待ち時間にせめてインドを味わおう。おいしい・辛い・辛い

全然辛くなさそうに見えるよね

飛行機ではずっと誰かが喋ってるのもわかってきた。ここから先、交通機関はデフォルトで誰かのお喋りを聞くことになる。ご機嫌な人たちだな。

飛行機はほとんど寝てたんだけど、前の座席の人がびっくりするぐらい背もたれ倒してきてた。もしやなめられてるのか、、と思うのも束の間、また眠りに落ちる。
(この描写は私がまだインドにビビってたことを象徴していますね)

まあなんやかんやすぐに到着!
お迎えに来てくれたホテルの人は「城下町の中にホテルがあるよ!」「ここに来たら君はキングだ!!」と言ってた。たぶん。

ホテルのテラスから街を見下ろし、城下町へ繰り出す。
美味しいと噂のラッシー屋さんに行ってみた。DIYさながらの改装工事中だったけど、作業の手を止めてラッシー作ってくれた。ありがとう。

マカダミアうまうまラッシー
町の出口は道路が広い
お金持ちが住んでた家の前にある🐘


ちなみに、最初に乗ったトゥクトゥク🛺は目的地に着くことなく降ろされたりした。笑

この旅でたくさんトゥクトゥクに乗ったけど、ちゃんと確認してたら、ちゃんと連れてってくれるし、断れば引き下がる。細かいこと面倒くさがらないことが何事も大切。たぶん。

ホテルはお湯がぬるすぎて、全然hotじゃなかった。キャンプかよ。
それじゃ、おやすみ。

3日目 オアシスの近くの村とグロッキー砂漠ライド🐪🏕️

朝ごはんはマサラオムレツとマサラティー。マサラって何かよくわからんまま。
その土地のものを食すのが旅の醍醐味でもあるよね。

午前中は町の散策と寺めぐり。めっちゃ良かったね〜〜

ふらふらしてたらお寺の人はみんな解説してやろうって感じで話しかけてくる。お布施もちゃんと回収される。笑

城下町の外。牛が道にたくさんいる。ヒンドゥー教の影響かな。
よく見るあれ。一度は注文しとくか。
映画のワンシーンみたいでかっこいい路地

そして、昼からはラクダに。これが今旅のメインイベントと言っていいです。
「人生」が言ってる。砂漠でラクダに乗りたい、ってね。

同じホテルに宿泊していたニューヨーカーカップルと一緒に出発。
大都会ニューヨークシティGuyはシートベルトがないことにビビってた。まあ気持ちはわかる。笑

連れて行ってくれたのは、こいつら英語喋れんのかよムーヴをかましてくるラクダガイドGuy。そして、日本製ジャケットLoveのドライバーのおっちゃん。
このおっちゃんは、私のお気に入りマウンテンパーカーについてたくさん質問してくれた。その中で「それは女性が着る色?」って聞かれたんだよね。なるほど「女性が着る色」という概念があるのか。みんなが好きなもの着れたらいいよね。

お犬と一緒に裸足で砂の上を歩き回ってた

途中でオアシスやバナナの村に立ち寄る
子どもたちと戯れてたら、途中からめちゃくちゃチョコレートかお金をくれと言われた。

お寺でお布施を要求されていたのでジーンズの後ろポケットには小銭が入ってた。
でもなんかお金をあげるのは違うかなと思った。なんだろうな。
だから遊んでくれたお礼に、トルコのコンビニサングラスをboyにあげようとしたら、お姉ちゃんズに奪い取られてしまった。笑
世界は弱肉強食だな。そして、その後、めっちゃ一緒に写真撮ってくれるようにもなった。趣深い。まあ、ありがとうな。

そんなこんなで村を後にして、砂漠の真ん中で車を降りる。いよいよラクダ、その名もランボー🐪にライド🏜️ (前回のトルコでは乗せてくれた馬の名前覚えてられんかったので、今回は頑張った。笑)

名前知らないラクダ。なんかかっこよかった


楽しいけど想定以上に股関節と腰が痛い。しんどい。
VIVANTまじですごい。別班すぎでしょ。とか思ってた。

1時間強のライドの後、夕日が沈み行く砂漠での自由時間。この時間がめちゃくちゃ良かった。

モネの絵画、印象・日の出を思い出してた

砂漠をふらふらしてる間に、砂の上で火を起こして、夜ご飯を作ってくれた。辛いの苦手って言ったせいで、味ないモサモサを闇の中で食べるハメになる。

本格クッキングの後は砂で鍋を洗ってた

でも夜空は綺麗。オリオン座が見えるよって教えてくれた。
正直、オリオン座がどんなやつかもあんま分かってなかったけど笑

星空をじっくり味わった後は、車でホテルへ。揺れすぎてグロッキー。風を凌ぐ手段もないので、冷たい風をバシバシと受ける。まじで早く着いてくれと願ってた

はあーー、おやすみ。

めちゃくちゃ揺れた。様にはなってる

そんなわけで、ひとまず前編終わり

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